経産省が「EC-CUBE」のカード情報流出被害の増加を注意喚起 | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2019年12月25日(水) 11:00
このページは、外部サイト ネットショップ担当者フォーラム の情報をRSSフィード経由で取得して表示しているため、記事の一部分しか表示されていなかったり、画像などが正しく表示されなかったり、オリジナル記事が意図したデザインと異なっていたりする場合があります。
完全な状態のオリジナル記事は 「経産省が「EC-CUBE」のカード情報流出被害の増加を注意喚起」 からご覧ください。

経済産業省は12月20日、ECパッケージシステム「EC-CUBE」の一部のバージョンにおいて、クレジットカード情報の漏えいの原因になる脆弱(ぜいじゃく)性があるとして利用者に注意喚起した。

2019年現在までにネットショップが公表している事案に限っても、約14万件のカード番号などが漏えいしているという。「EC-CUBE」を提供しているイーシーキューブも12月23日に注意喚起を行い、該当するバージョンを利用している店舗に対策を呼びかけている。

イーシーキューブによると、特に「EC-CUBE」2系を利用している店舗でインストール時の不備や、過去に発表された脆弱性への対応が完了していない場合、第三者から攻撃を受けるケースが多いという。

カード情報を抜き取る手口とは?

一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)は「EC-CUBE」の2系バージョンで発生しているカード情報窃取の手口を公表している。

それによると、利用者(エンドユーザー)が改ざんされたECサイトで商品の購入手続を進めると、偽の決済画面へ誘導される。利用者が偽のサイトにクレジットカード情報などを入力し、決済を完了しようとすると、「再度決済をお願いします」といった偽のエラーメッセージが表示される手口。

「EC-CUBE」の2系バージョンで発生しているカード情報窃取の手口 改ざんされたECサイトの遷移改ざんされたECサイトの遷移例(画像はJC3のHPから編集部がキャプチャ)

そして、エラーメッセージが表示された後、利用者は正規の決済代行会社の決済サイトに戻され、正規の決済手続に移行するという。

「EC-CUBE」の2系バージョンで発生しているカード情報窃取の手口 表示されるエラーメッセージ例表示されるエラーメッセージ例(画像はJC3のHPから編集部がキャプチャ)

こうした手口では、注文通りの商品が届き、正規の決済も行われるため、利用者はクレジットカード情報を盗まれたことに気付くことが困難だとしている。

イーシーキューブは脆弱性があるバージョンを利用している店舗に向けて、対応方法を公表しているほか、無料のセキュリティ診断サービスなどを行っている。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:経産省が「EC-CUBE」のカード情報流出被害の増加を注意喚起
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

渡部 和章
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

勝手広告
企業広告を消費者や第三者が勝手に作って公開する自主制作の広告。 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]