動画制作の前に確認!動画配信のストリーミングサイトの歴史はこうなっていた | VIDEO SQUARE

VIDEO SQUARE - 2016年10月6日(木) 19:00
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EYEインターネットの普及でパソコンやスマホで動画をオンデマンドで観ることはすっかり一般的になりました。一昔前はセルビデオやレンタルビデオしかなかったのに、急速に浸透した動画ストリーミングサービスですが、その歴史はどうなっていたのかをいくつか見てみましょう。

記事の要点3  ● インターネット動画視聴を当たり前にした動画の立役者
  ● 先見の明のコミュニケーション重視で追撃!ニコニコ動画
  ● レンタルビデオ屋さんからNO.1サービスを展開したネットフリックス
  ● 大資本ならではの華麗なサービス展開の歴史Hulu

インターネット動画視聴を当たり前にしたYouTube

youtubeインターネットの商用化が進んだのが1990年代なかばですが、YouTubeの歴史は意外と新しく、2005年2月15日、PayPalで働いていたチャド・ハーリー、スティーブ・チェン、ジョード・カリムらが設立しました。まだ10年ほどしか経っていないのに、インターネット黎明期からあるように思えてしまう存在感は流石です。

歴史は新しいYouTubeですが、回線コストだけで月間100万ドルかかっていたその運営をどうやって続けていくのかが大きな課題となっていました。当時まだTrueView広告などのマネタイズの仕組みも確立されていませんでした。

大きな飛躍となったのは、2006年にGoogleに買収されてからです。それでも長い間マネタイズの仕組みは後回しになっていて、TrueView広告が正式スタートしたのは2010年のことです。現在はGoogleグループの広告メディアの柱の一つとして、様々な広告プラットフォームや、Google+での拡散などのメディアミックスなどの効果などが発揮されています。

現在YouTubeは、たんなる動画提供の技術的プラットフォームというばかりでなく、YouTuberの活躍に見られるように独自の動画文化の担い手として発展しつつあります。

YouTubeのわずか1年後にコミュニケーション重視で追撃!ニコニコ動画

 

ニコニコ

YouTubeに遅れることわずか1年で、国産の動画配信サービス「ニコニコ動画」の配信実験が始まりました。現在では「ニコニコ生放送」「ニコニコ静画」といった多くのメディアを持っており、「ニコニコ動画」は現在niconico のサービスのひとつである動画共有サイトという位置づけとなっています。

2012年には、大手出版グループである角川書店グループと事業提携をすることを発表。現在その関係はより深化・拡大しています。

正式サービス開始からわずか1年で500万人以上の会員を集めた成功の理由を、ニワンゴの取締役管理人であるひろゆき氏は「ニコニコ動画は、動画という共通の話題をどーんと目の前に出してあげる。「みんな、動画を見ているんだからその話をすればいいじゃん」ということで、コミュニケーションをするときに話題を探す手間がいらない。」と言っています。

確かにYouTubeをがGoogle+と連携させるなどで意図していた「コミュニケーション」による盛り上がりを、ニコニコ動画は先取りしていたといえるでしょう。

レンタルビデオ屋さんからNO.1サービスを展開 ネットフリックス

ネットフリックス今日大手の動画配信サービスとして認知されている「ネットフリックス」は、1998年に営業か開始された時には、1枚につき4ドルのレンタル料金と2ドルの郵送料金を支払うレンタルビデオ屋さんでした。

1999年に料金体系を月定額制にしたことが飛躍のきっかけで、ウォルマートやブロックバスターなど多くのライバルが月定額制でこの業界参入してきましたが、常に業界ナンバーワンの地位を守っています。

2007年ストリーミング配信によるビジネスモデルに移行して現在の体制を確立しています。

ネットフリックスの特徴としては、ネットフリックスオリジナルのドラマなどの提供があります。既存コンテンツの充実に加え、独占配信やオリジナル作品の配信に力を入れているという魅力が見逃せません。

大資本による洗練されたサービス展開の歴史Hulu

hulu「ネットフリックス」が小さなレンタルビデオ屋から始まったのに対して、HuluはNBCユニバーサル及びニューズ・コーポレーション(現・21世紀フォックス)という巨大資本を持つメディア界の巨人が始めた新しいオンラインビデオベンチャーでした。

2007年にNBCユニバーサル及びニューズ・コーポレーション(現・21世紀フォックス)が新しいオンラインビデオベンチャーを発表したのが始まりで、その後も圧倒的な資本力とメディア力を活かして今日の地位を築きました。

著作権に関して非常に慎重なウォルト・ディズニー・カンパニーが傘下のABCを通じてHuluに参加したり、Huluが制作した’Alec in Huluwood’がエミー賞にノミネートされるなど、その高い政治力や話題性などに事欠かない企業です。

まとめ

以上、現在では当たり前のように楽しめるようになった動画ストリーミングサービスの”以外の短い”歴史を見てきました。それぞれのメディアに、それぞれの戦略や転機があったことが分かります。

これから先も、私たちをワクワクさせてくれるような斬新な動画サービスが出てくることを期待しましょう!

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