LINEがECプラットフォームなどとの連携を進める。今秋に本格ローンチする「Official Web App」の一部機能を開放し、ECプラットフォーム「FutureShop2」のフューチャーショップら6社が提供するサービスとの連携を公表した。
たとえば、「Official Web App」と連携したECプラットフォームを利用するEC企業は、LINEアカウントを起点に集客・アクション誘導・リピート促進まで、ユーザーの行動をLINEアプリ上でシームレスに完結させることができるようになる。
「Official Web App」は、導入企業のWebサービスとLINEアカウントを連携し、LINEアカウントを起点に集客・アクション誘導・リピート促進まで、ユーザーの行動をLINEアプリ上でシームレスに完結させることができる仕組み。
「Official Web App」とWebサービスの連携の仕組み
「Official Web App」に標準搭載される機能
- LINEアカウントの認証情報(登録メールアドレス・パスワード)を利用し、連携サービス利用時に同意するだけで新規会員登録プロセスを省略する「LINEログイン」
- APIを利用し、利用企業が保有・利用する外部システムと接続することで、特定のユーザーに限定した情報発信や双方向のコミュニケーションを可能にする「LINE ビジネスコネクト」
- 商品やサービスの予約・購入・問い合わせの際に、あらかじめLINEに登録しておいた情報をユーザーの意志に基づき簡単に利用・入力できるサポートツール「プロフィール+」
LINEの決済サービス「LINE Pay」やポイントサービス「LINEポイント」、スタンプカード機能「ショップカード」などとも連携可能。
商品・サービスの予約や購入がよりスムーズになるだけでなく、コンバージョン(成約)率が向上し、ポイント・スタンプカードなどのインセンティブの付与によりリピート率増加も見込むことができます。(LINE)
「Official Web App」との連携が公表された企業
「Official Web App」と連携する6社のサービス
なお、フューチャーショップも8月22日に「Official Web App」との連携が始まったことを公表。
- メッセージのセグメント配信
登録会員の誕生日、年齢、性別、購入履歴、会員ランクなどの購買情報、保有ポイントなどからメッセージ配信先をセグメントし、LINEメッセージを配信することが可能 - クーポンのセグメント配信
登録会員の誕生日や購入回数・金額別、会員ランク別などから配信先をセグメントし、「送料無料」「定額割引」「定率割引」クーポンをLINE経由で配布。レポンス率の向上が見込める - LINEアカウントとの連携サンクスポイント付与
LINEアカウントと連携完了した会員に対して、サンクスポイントを付与できる。LINEアカウントとの連携キャンペーンの実施などが可能で、連携会員の増加が見込める - LINEアカウントでログイン
ID連携を行った会員はECサイトでのログイン時にLINEアカウントが利用できる。購入時のカゴ落ち軽減の効果が見込める。
といった施策をEC企業が実施できることなどを説明している。
フューチャーショップはLINE連携機能をオプションとして月額3000円で提供する。NHN テコラスも月額3000円としている。
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オリジナル記事:ECプラットフォームとLINEの連携が本格化。進むEC企業のLINE使ったCRMマーケ
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