2013年以降、アクセス解析データの使い手は3層に分離すると予想 [週刊IFWA 2012/12/31] | Insight for WebAnalytics

Insight for WebAnalytics - 2012年12月31日(月) 08:00
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■ 2013年以降、アクセス解析データの使い手は3層に分離すると予想

今年、流行った言葉に「ビッグデータ」「アトリビューション」があります。おそらく来年も引き続きこの言葉は流行るに違いありません。しかしこういった言葉は、業界の最先端の状況を示すことにはなりますが、多くの企業にとっては「うちには関係ない」となるでしょう。

アクセス解析では、利用者側は今まで大きく分けて2分されていたと考えています。 1つはブロガーなどの個人、もう一つはウェブサイトを活用している企業です。

来年はこの後者の企業が2つに分かれるのではないでしょうか。1つはeコマースなど、 Webビジネスのインパクトが大きい企業です。こちらは、深い分析をすることによって、大きなリターンを得る可能性があります。

これらの企業は、かなりの額の費用をかけて、広告効果測定のアトリビューションや各種データの連携と分析をすることによって、コスト以上の効果を生むことが期待できます。

しかし残りの多くの企業にとっては、多額の費用や時間をかけても、それ以上の効果を生む事は期待できないでしょう。そのため、いわゆる定点観測的な意味合いの強いアクセス解析で十分な場合が、依然として多数を占めるのではないでしょうか。

僕らサービス提供側にとっても、数少ない非常に高度なサービスを展開するのか、ボリュームゾーンに残る企業に対するサービスを展開するのか、明確にしていく必要があるでしょう。

サービスを受ける側も提供する側も、流行っている言葉に振り回されることなく、着実に成果を上げていきたいものです。

ちなみに私は大きなプロジェクトには関わりにくいので、ボリュームゾーンのGoogleアナリティクスに特化して、その中の先頭集団で走る積りでいます。さて狙い通りにいきますかね。
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