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「デジタルマーケターが読むべき100冊+α」で紹介された「Google アナリティクス 完全マニュアル」」 からご覧ください。
翔泳社が2012年10月11日発行の「デジタルマーケターが読むべき100冊+α」で、自著の「Google アナリティクス 完全マニュアル」および、監修と翻訳を手掛けた「Webアナリスト養成講座」の2冊が選ばれた。
「Google アナリティクス 完全マニュアル」販売ページはこちら↓参照のこと
「Google アナリティクス完全マニュアル」発売開始具体的に言うと、下記の第4章の「デジタルマーケティングを知る44冊」という、この本のまさにど真ん中の「アクセス解析」というテーマで2冊選ばれた。小川 卓氏の選書なので、まあ友情出演みたいなものだとも言えるが、折角選んでもらったので紹介しておく。
第1章:マーケティングビジョナリーが選ぶ54冊
第2章:企業人が選ぶ29冊[大企業編]
第3章:マーケティングの基礎知識を知る21冊
第4章:デジタルマーケティングを知る44冊
第5章:企業人が選ぶ26冊[デジタル企業編]
第6章:業界人&識者が選ぶ43冊
「Google アナリティクス 完全マニュアル」はPDFだ。恐らくこの選書の中で唯一の電子出版ではないのかな。しかも出版社経由でなく、自費出版?は誰もやってないのではないか。まあアマゾンのPOD(print on demand)を利用している「DSP/RTB入門」がそれに近いことをしていると言えなくもないが。
だからアマゾンを検索しても見つからないので、こちら↓の販売ページを参照して欲しいわけ。
「Google アナリティクス完全マニュアル」発売開始まあこれはマニュアルだし700ページもあるので、これを紙の本にするにはエクセル本くらいにエクセル使っている人が何百万人もいるような市場でなければ紙で出すのはバカだし、出版社がやるはずもない。
それに編集が入ったり、出版社が間に入ったりすることで、確かにいろんなクオリティは上がるだろうけど、辞書や事典に権威やデザインのクオリティを求めて何万円も出すようなマーケットはもうない(ビジネスとして成り立つという意味でだけど)でしょ。
大事なのはスピード。半年も制作に時間を掛けていたら、画面のキャプチャーは全てもう古くなってますよ。逆にそれって概念本ならいいでしょうけど、マニュアルとしては×で、全く使い物にならないというのが、僕の意見。Google アナリティクスなんかは永遠のベータなんだから、そのスピードにあったものにしないとマニュアルにはならない。だから更新版が必要なわけ。
まあ誰かもどこかで書いていたような気がするけど、デジタル時代になっても、底流を流れて普遍的に変わらない「マーケティング」の本も大事だよねってのには完全に同意。でもこのマニュアル本に関して言えば、当然最新情報だけにしか意味も価値もない、鮮魚を売らなければいけないような面倒な情報なのだ。
そしてもう1冊の方、監訳の「Webアナリスト養成講座」は正直言って売れてない。第2刷はされてないし、これからもされないだろう。今回紹介されたことで、少しは見直されて、また手に取ってくれる人(もう書店にはおいてないかな)が増えることを期待しよう。名誉を貰えても嬉しくはなく、実利に繋がらなければ全く意味がないのだ。
米国ではというか世界で有名な「アビナッシュ・コーシック」という人の翻訳書なのだけど、日本ではあまり知られていないのだろう。もっと世界に目を向けようぜ。この本くらい、ウェブアナリストを称するなら読んでおこうぜ。
確かに原作者の言いまわしはくどいし、慣用句を多用する非常に分かりずらい表現をする。訳書でもボリュームは非常に多く、手にとっても難しそうという感じはするだろう。しかしサイト内のアクセス解析だけでなく、競合分析データなど実は幅広く定量・定性調査データについてカバーしている良書だ。僕のベースであるリサーチ全般を網羅していることに共感があり、翻訳させてもらったということだ。
なお「Webアナリスト養成講座」は売れてないので最近の新刊の「Web Analytics 2.0」の翻訳は諦めざるを得なかった。小川さんも言っているが、英語が得意な、もうこちらの原書を読むのがお薦めだというのはその通りだと思う。言っていることは同じようなことで、情報が新しくなっているからだ。