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完全な状態のオリジナル記事は 「
ファッション雑誌は有名ブランドで選択!?」 からご覧ください。
女性にとって、バッグは重要なファッションアイテムのひとつです。
季節やTPOはもちろんのこと、その日の装いや靴、気分に合わせて変えますし、次々と新作が出て流行も反映されるものなので、みなさんかなりの数を所有しています。
「バッグだけはブランドもの」というこだわりを持つ女性も多いはず。
ところがバッグ類の市場規模は、年々縮小しているようです。
2009年度の国内鞄・袋物の市場規模は、小売金額ベースで前年度比90.8%の9,352億円であった。2008年後半の“リーマンショック”に端を発した世界同時経済不況により、日本の鞄・袋物市場を近年牽引してきた「新富裕層」を含め個人消費が冷え込み、購買頻度・購入単価が低下したことなどが要因となり、市場規模が減少している。
加えて、2009 年はビジネスマンの出張機会の減少や「新型インフルエンザ」問題により、ビジネスバッグや旅行鞄の需要が低下し、エコバッグやブランドムック本のバッグブームが女性向けバッグの需要・単価の低下に繋がったことも、市場縮小の背景にある
(出典:『2010年版 鞄・袋物産業年鑑』株式会社矢野経済研究所)
上記記事にあるグラフを見ると、2000年~2007年は1兆1000億円前後の規模だった市場が、2008年は約1兆円、そして2009年には9.2%減の9352億円と大幅に縮小しています
この数字は20代~30代女性の購入意欲が低迷していることはもちろん、消費低迷や、リーマン・ショック以降のブランド品の売上が落ちている影響もあります。そしてもうひとつの大きな理由は、やはり付録つき女性誌の台頭です。
雑誌をブランド別に検索するのは当たり前!?
「宝島社ブランドムック」http://tkj.jp/tkj_brandmook/
書店の女性誌売り場は、付録付き雑誌で占拠されています。その付録の大半は、有名ブランドとコラボしたバッグやポーチです。
ブランドムックという新ジャンルも確立され、「とうとうあのブランドまで…」なんてところまで、こぞって出しています。このジャンルの火つけ役となった宝島社は、出版不況の中、100万部を超えるヒットを連発しています。
2009年の付録付き女性誌の発行部数は、合計2000万部を突破、2010年も10月末時点で約3000万部になるそうです。大半が1000円前後なので、新作が出るたびに購入し、付録バッグを何十個も保有している方も少なくないそうです。
エコバッグ感覚で近所への外出や、休憩時間に持っていくのには便利でしょうが、有名ブランドとのコラボ商品が大半のためか、通勤中の補助バッグとして使用している人も数多く見かけるようになりました。
付録=タダでいいものをゲットしたお得感もあるのでしょう。
しかし、長らく続いてた付録バッグブームもそろそろ飽和状態の気がします。
長い年月をかけて築きあげた高級ブランドも、一度“付録”として登場させた場合、今後のブランド戦略はどうなるのでしょう。付録ブームが去った後の、女性誌の行く末も気になります。