「認証バッジ付けられます」は詐欺! 企業SNSに届く不審なメッセージに要注意【ダッシュボード調べ】
XやFacebook、Instagramでのフィッシング詐欺が拡大中! SNS運用担当者がとるべき対策は?
8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
ダッシュボードは、「SNSフィッシング詐欺」に関するインターネット調査を実施した。企業のSNS運用担当者878名を対象に、運用現場の実態と防止策を聞いている。
SNS運用担当者の9割弱が「不審なメッセージを受信した経験あり」

まず、運用しているSNSアカウントにおいて、何らかの不審なメッセージを受信した経験があるかを聞くと、全体では87.0%が「ある」と回答した。内訳をみると、「頻繁にある」は29.2%、「数回程度ある」は50.1%にのぼった。

不審なメッセージを受け取ったことのあるSNSを聞くと、「X」が55.1%で圧倒的に多く、以下「Facebook」が46.6%、「Instagram」が44.4%と続いた。

具体的にどのようなメッセージを受け取ったかを聞くと、「認証マークが付けられます」「新たな機能を有効にできます」などの案内が51.6%で最多に。また、「外部リンクでログインを誘導」が51.2%、「アカウント停止を装った警告」が40.2%で上位となった。
SNSフィッシング詐欺への対策は? アカウントの削除・通報が中心

不審なメッセージを受け取った際、どのような対策を実施したかを聞くと、「アカウント削除・再作成」が43.1%、「プラットフォームへの通報」が42.9%、「パスワード変更」が36.4%となった。不正利用の抑止を最優先とする一方で、運用面の負担が課題となっていることがうかがえた。

今後の対策としては、「プラットフォーム側の検出強化」が56.2%で最多に。以下、「社内セキュリティ教育」が46.7%、「運用ルールの明文化」が35.1%、「被害事例の共有」が35.0%と続いている。
調査概要
- 【調査期間】2025年8月25日〜8月27日
- 【調査対象】SNS運用担当者など
- 【有効回答数】878名
- 【調査方法】インターネットリサーチ
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