NTTドコモ モバイル社会研究所は、「SNSを利用することで幸福感が増すと感じるかという説」に関する調査結果を発表した。全国・15~59歳男女4,031人が回答している。
この調査では、「X」「Instagram」「Facebook」「TikTok」のいずれかを利用している人の割合を「SNS利用率」として算出している。
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10代の66%、20代の56%が「SNSを利用すると幸福感が増すと思う」と回答
10代から50代のSNS利用者に「SNSを利用すると幸福感が増すと思うか」と聞くと、「そう思う」「まあそう思う」の合計は42%。「そう思わない」「あまりそう思わない」の合計は58%で、否定的な人のほうがわずかに上回った。
性別では、女性のほうがSNSによる幸福感の増加を感じる割合が高く、男性よりも5ポイント程度高い。年代別では、若い世代ほど「思う」が高くなっており、10代では66%、20代では56%が「思う」と回答しており、思う派のほうが優勢となっている。

次に「SNSの利用目的ごとに、幸福感が増すと思う割合」を集計すると、「面識のない人と交流する」55%、「自分の近況や気持ち、考えを発信する」52%が上位で、以下「面識のある友人の近況を知る、交流する」「著名人の近況や意見を知る、交流する」「推しのことを知る、交流する」各50%が並ぶ。
一方で、「ニュースの情報を得る」「趣味や娯楽の情報を得る」「暇つぶしに使う」という回答をした人は、SNS利用によって幸福感が増すと感じる割合が低かった。一方的に情報を受け取るより双方向での交流が、SNSでの多幸感を生み出すようだ。

調査概要
- 【調査対象】全国・15~59歳男女
- 【調査方法】Web
- 【調査時期】2025年2月
- 【有効回答数】4,031人
- 【SNS利用率】X、Instagram、Facebook、TikTokのいずれかを利用している人の割合
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