大手求人情報サイト様 GA4移行/導入・活用事例 – Google アナリティクス 4 プロパティ

GA4の本格活用のため、UAによる既存の計測をGA4に移行
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿です:
  • 編集部の見解や意向と異なる内容の場合があります
  • 編集部は内容について正確性を保証できません
  • 画像が表示されない場合、編集部では対応できません
  • 内容の追加・修正も編集部では対応できません

GA4の本格活用のため、UAによる既存の計測をGA4に移行

大手求人情報サイト様では、WebサイトおよびアプリにGoogle アナリティクス 4 プロパティ(以下GA4)を自社で導入し、基本的な設定をされました。

さらに、GA4でより深い分析を行うため、既存のユニバーサルアナリティクス(従来のGoogle アナリティクス/以下UA)の計測内容をGA4に移行する(GA4で可能な限り再現する)支援を、イー・エージェンシーで担当させていただきました。

プロジェクトの目的

  • GA4を本格的に活用するため、既存のUAの計測内容をGA4に移行する(GA4で可能な限り再現する)。
  • ただし、既存のUAの計測もそのまま維持し、GA4の計測と並行利用可能にする。

プロジェクトの期間

  • 約 3ヶ月(2020年後半)

プロジェクトの支援内容

  • GA4移行のための要件定義
  • GA4の計測設計
  • GA4の設定および数値検証

プロジェクトのポイント(考慮した点・工夫した点など)

  • UAの計測内容を把握・理解した上での、適切なGA4計測設計
    • 対象サイトは、UAの計測をイー・エージェンシーが2年ほど前に支援させていただいた経緯があります。

      そのため、UAによる既存の設計内容を十分に把握・理解しており、GA4移行のための要件定義および設計を適切かつ通常以上にスムーズに行うことができました。

  • 拡張eコマース計測、SPA(シングルページアプリケーション)を踏まえた計測設計
    • 案件応募の各ステップを拡張eコマースで計測していたり、ページ遷移をSPA(シングルページアプリケーション)で行っていたりするため、それぞれを踏まえた計測設計を行いました。
  • UAとGA4のデュアルタギング、dataLayerの共通利用
    • UAによる既存の計測はそのまま残して、GA4と両方で計測するデュアルタギングを行いました。
    • ユニバーサルアナリティクス計測時に設置したdataLayerをそのまま利用することで、Webサイト側のdataLayer改修コストを最小限に抑えました。
  • Webサイトとアプリを同一プロパティで計測することを考慮したイベント設計
    • Webサイトとアプリを同じプロパティで計測するため、それぞれのイベント名の重複などを考慮した設計を行いました。

プロジェクトの成果・今後の展開

  • UAの主要計測項目をGA4に移行 数値比較も可能に
    • GA4移行完了後は、UAで計測していた主要な計測項目をGA4でも同じように計測できるようになりました。
    • デュアルタギングを行っているため、UAとGA4の数値を比較し、計測の差異の傾向も掴めるようになりました。
  • 最新のアップデートにも対応
    • GA4はプロジェクト期間中も機能追加・改善が頻繁に行われていましたが、随時アップデート情報を収集・検証しながら対応していきました。
  • Webサイトとアプリのクロスプラットフォーム分析
    • サービスの構造上ユーザーのログインが少なく、これまではWebサイトとアプリのユーザーの重なりが把握できていませんでした。
      GA4ではクロスプラットフォーム分析機能により、従来はわからなかったWebサイトとアプリを横断したユーザー行動が把握できるようになったため、今後の活用が期待されます。
  • 機械学習による予測オーディエンスの広告活用
    • GA4では機械学習による予測オーディエンス機能により、CV(コンバージョン)の可能性が高いユーザーや離脱の可能性が高いユーザーのオーディエンスを作成できるようになったため、今後の広告展開などへの活用が期待されます。

* * *     * * *     * * *

今回は、大手求人情報サイト様のGA4移行/導入・活用事例をご紹介しました。

イー・エージェンシーでは、Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)の導入は、できるだけ早めのタイミングをお勧めしています。なぜなら、次のようなメリットがあるからです。

Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)を早めに導入するメリット3つ

1.従来のセッション中心の分析とは違った、ユーザーとイベント中心の分析を利用できる。

2.機械学習による予測機能や、施策への連携機能を利用できる。

3.早めに過去データを蓄積しておいた方が、早めに経年変化など中長期的な検証を開始できる。

導入においては、これまでの計測はそのまま継続運用しながら、それとは別にGoogle アナリティクス 4 プロパティ(GA4)による計測を追加するとよいでしょう。当面は並行利用して、データを蓄積したりレポートを見比べたりしながら使い慣れていくとよいでしょう。

▼ Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)導入ガイド(資料ダウンロード)
https://googleanalytics360-suite.e-agency.co.jp/blog/2365/

次世代のアクセス解析プラットフォーム、Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)の導入・運用にご興味をお持ちになった方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

▼ サービスに関するご相談・お問い合わせはこちら
https://googleanalytics360-suite.e-agency.co.jp/inquiry/service/

▼ 最新の事例一覧はこちら
https://googleanalytics360-suite.e-agency.co.jp/blog/category/case/

用語集
GA4 / Google アナリティクス 4 プロパティ / SPA(シングルページアプリケーション) / dataLayer / イベント名の重複 / デュアルタギング / デュアルトラッキング / 再現 / 拡張eコマース / 移行 / 要件定義 / 計測設計
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

SFA
SFAは「Sales Force Automation」の略。もともとはSale ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]