Googleの推奨は1.6MB。7,866のウェブサイトの平均は 2.43MB。あなたのトップページは?

7,866のウェブサイトのトップページをチェックしてみたら、平均値がGoogleの推奨サイズよりも大きかった。
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

スマートフォンサイトは、細い回線での閲覧を前提に構築するのが望ましいです。日本の場合、主要都市では4Gなどの高速回線が利用できますが、まだまだ3G回線のところもああります。また、大手キャリアではなく、格安SIMを利用している場合、LTEが利用できなかったり、通信制限後の速度制限で悲しい思いをする受験生や就活生もいたりします。

ウェブページを表示するには、画像やCSS・HTMLやJavascriptなど、さまざまなファイルのダウンロードを行います。それらのファイルの無駄を削減することで、表示が高速化されたり、そもそも不要なファイルをダウンロードする必要がなくなります。

7,866つのウェブサイトをチェックした結果、平均値は2.43MBだった

Googleは、1.6MB程度のファイルサイズを推奨しています。これは、3G回線での接続を想定して、ある程度ストレスなく閲覧ができることを考慮したファイルサイズとのことです。

アイデアマンズでは、Google Lighthouse を利用した定点観測を行っています。対象となるウェブサイトを常に観測することで、今まで断片的にしかみえなかったものがデータとしてみえるようになりました。今回はそのデータの中から、モバイルサイトのトップページのファイルサイズをみていきます。

公開するデータは、以下の5種類になります。

  1. 最大ファイルサイズ
  2. 平均ファイルサイズ
  3. 25% (四分位)
  4. 50% (四分位)
  5. 75% (四分位)

上場企業コーポレートサイトの場合

上場企業コーポレートサイト

最大ファイルサイズ27.30MB
平均ファイルサイズ2.84MB
25% (四分位)1.01MB
50% (四分位)1.96MB
75% (四分位)3.60MB

最大ファイルサイズは、かなりの重たいウェブサイトが存在することがわかりました。平均ファイルサイズでも、Googleの推奨値よりも1MB以上重いということがわかります。

四分位(25%、50%、75%)とは、100人の軽さ比べ競争に例えたとき25位、50位、75位に位置する数値です。つまり、コーポレートサイトで3.6MB以上のWebページは、データ容量でいうと75位以下のヘビー級サイトになるということです。

ブログ・ニュースサイトの場合

ブログ・ニュースサイト

最大ファイルサイズ21.03MB
平均ファイルサイズ1.43MB
25% (四分位)0.78MB
50% (四分位)1.10MB
75% (四分位)1.65MB

ブログやニュースサイトは、テキストが多いタイプのウェブサイトです。そのため、四分位の75%でも、Googleの推奨値である1.6MBとほぼ変わらないファイルサイズとなっています。

ECサイトの場合

ECサイト

最大ファイルサイズ28.92MB
平均ファイルサイズ2.69MB
25% (四分位)0.92MB
50% (四分位)1.82MB
75% (四分位)3.40MB

商品画像や商品ランキングなど、とにかく画像の掲載が多いのがECサイトです。今回最もファイルサイズが重かったウェブサイトが存在するのもECサイトでした。しかし、四分位の各項目をみると、コーポレートサイトのほうがファイルサイズが重い傾向があることがわかります。

ECサイトは画像軽量化を行っているケースもあるのではないかと推測されます。

分布をみると1〜2MBあたりがピーク

次にどのような分布になっているのかみていきましょう。こちらの画像をご覧ください。
https://blog.ideamans.com/assets/weights-histogram-all.png

それぞれピークは1〜2MBの部分に集中しています。テキスト量が多いブログ・ニュースサイトは、全体的にデータサイズが小さくなっていて、ピークから急激に下り坂になります。

コーポレートサイトとECサイトは、ピーク時から急激に下り坂になるものの、その後ロングテールのような分布になることがわかります。

やはり、1〜2MB程度の容量になるように意識されて構築されているのが多い、ということが今回の結果から判断することができます。

さらに詳しいデータや情報については、アイデアマンズのブログをご覧ください。
https://blog.ideamans.com/2018/08/lighthouse-report-payloads.html

最後に

Google Lighthouse は、ウェブサイトの監査ツールとして利用するには十分なチェック項目があります。自社のウェブサイトをチェックしてほしい、上場企業のウェブサイトとひかくしてどうか?など、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

 

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