2015年 Webディレクターに必須な11個のスキルまとめ
Webディレクターに就くにあたり必要なスキルの中から11個を紹介しています。
2015年1月1日 15:46
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はじめまして。katharsisの丸山純一郎と申します。
1998年頃からWeb制作にたずさわっております。
長年、ディレクターをしていますが、ディレクターに求められるスキルというのは年々増えていると感じます。
またWeb制作プロダクション以外の社内でのWeb担当者においてもディレクションスキルが必要な場面も多いかと思います。
ここに書く以外にも求められる能力はありますが、今現在何に手をつけていいかわからないという方は是非参考にしていただければと思います。
また制作を専門に行ってる方はディレクターは普段何をしているのかを知っていただければと思います。
新年年明けということもあり、Webディレクターが身につけておきたいスキルについてまとめてみました。2015にちなんで2015のスキルにしようかとも思いましたが11個にしぼりましたので是非お読みください。健康管理や社会人としてのマナーは含まれていませんが、それらは当然のものとして読み進めてみてください。1.制作スキル
ディレクターは制作しなくてもいいと思ってる方も多いかと思いますが今現在の技術で何が可能かどうかを知ることもできますし、何よりクライアントからの戻しがあった際に簡単な修正であれば自分でやってしまった方が時間的なロスを減らすこともできます。制作メンバーの労力も軽減できます。 具体的には ・デザイン ・コーディング ・プログラミング ・ライティング ・音楽/映像編集 のスキルがあればいいと思います。 何も0から作るわけではないので、修正ができるレベルで構いません。 デファクトスタンダードとなってるアプリを一通り操作できればいいかと思います。 修正した場合は社内のデータの更新と、制作担当者への連絡を忘れないようにしてください。2.ドキュメント
オフィスソフトは他の人以上に使いこなせなければなりません。 簡単なものはエクセルでデータ解析できますし、企画書・プレゼン資料などは見た目にもこだわらなければなりませんし文章も相手が興味を持ってくれるようなものを考え抜かなければなりません。3.リサーチ・情報収集
依頼をうければクライアントの会社のサイト、それから競合他社のサイトを見ると思います。 またその会社の商品や、消費者の口コミ。 日頃からIT/Webに関するニュースにも目を通してるでしょう。 2014年はアドテクノロジーが熱かったのではないでしょうか。 分からない事もネットで調べてるかと思います。 後述する経営スキルに関しても経済に関するニュースを常日頃からチェックすることが大切です。 ネットだけではなく雑誌や書籍なども含めて多くのメディアから多くの情報をとりいれましょう。 ただ情報を収集するだけではなく、それらを整理する技術、複数の情報を関連づける技術などというのも必要となってきます。4.経営学のスキル
フリーランスで仕事をしている人は日頃から財務諸表を見ているかと思います。 会社勤務の方はあまり見ないかもしれませんが、クライアントのものを見る機会はあるかと思います。 ここでは経営判断などは関係ありません。 かといって複式簿記を勉強する必要もありません。 財務諸表を読む力が必要になります。ただ何にいくらといったことではなく、どういった要因が動いているのか注目します。最初はまずは財務三表の見方を勉強し、次に昨年度のものなどと比較しましょう。 製造業などが分かりやすいのではないでしょうか。 今年度、好調・不調だった原因は仕入れ価格にあったのか、新しい生産ラインを導入したからなのか、新しい製造機器により人件費が下がったなどということもあると思います。また日頃から経済情報をチェックすることにより、他の経済的な要因が絡んでいるかもしれません。 それらをふまえた上で宣伝広告・販促費にどのぐらいの予算をさけそうか、こちらはどのぐらいの見積もりを用意するべきかもわかってきますし、後述するプレゼンテーションスキルにおいても相手を納得させやすくなってきます。 800万円かけたプロモーションと1000万円かけたプロモーションで、その効果の差が200万円以下だったらどちらを選ぶかは明瞭でしょう。 200万円をR&Dにまわした方がいいかもしれません。 そのためにも財務諸表を読む力、財務諸表から多くの情報を読み取る力は必要なのです。 また普段から目にしてる経済の情報によってマーケットの見方も変わると思います。 マーケティングスキルもこの経営学のスキルに入るでしょう。 (経営学はマーケティングに関して言うとWebマーケティングはソーシャルメディアの活用など小手先のものが多いので、経営学のマーケティングを基礎とした上で知識を積むべきだと思っております。財務諸表についても、今年度Webに割ける予算が300万しかなく、それで新規制作もしくはリニューアルまたはプロモーションを行うよりも、ローンチを半年遅らせてでも翌年度予算を使ったほうがもっともパフォーマンスが高いというようなケースがありますので、そのような時にプレゼンするときに使います。ただクライアントとしては依頼している「今」が作りたいときなので、それを翌年度に持ち越すというのは納得してもらうのがなかなかしんどいのが現状です) また問題解決の技法も非常に役に立ちます。5.アクセス解析スキル
多くの方に親しみがあるGoogle Anaytics。 あれほどよくできたツールが無料で使える今、使ってない人はほとんどいないでしょう。 それでもナショナルクライアントなどは多くの解析ツールを導入しています。 今はGAの資格も含めて様々な資格試験があるのでそれを目標にやってみてもいいでしょう。 また自分の個人サイトや自社サイトなどで色々試し、クライアントのサイトで実際に行ってみるのもいいと思います。 これまでを読み取り、現状を読み取り、今度を読み取った上で、今後をさらに良くするにはどうしたらいいか、そこを考えるのが企画・提案力になってきます。 時にはアナリストなどと連携することもあると思います。6.統計スキル
Google Analyticsは非常に優秀なツールではありますが、加工されたデータです。 ツールである以上、他にものも利用者に使いやすい・わかりやすいように工夫されています。 工夫されていれば見逃すこともでてくるのが現実です。 22時から23時にサイトを訪れたUU数と23時から24時の間のUU数がわかったとしても、22時からのテレビ番組が終わる22:54や22:56から次の番組が始まる22:59のUU数はわかりません。 UU数に限らず統計学は幅広く使えます。 今はABテストでPDCAサイクルをまわすのは当たり前になってますが、もっとも効果が高かったものを実施するより、(言葉で表すのは難しいですが)区間を設けて、この区間内で行えば約◯%の人が思った通りの導線にひかれるなどというケースがあります。 ここではツールを使わず、自分がツールとなり、データを加工するスキルです。 サーバーのログデータ(生ログ)を加工するスキルが必要になります。 そして統計は加工するだけではありません。それはあくまで過程です。 アクセス解析と同様、そこから過去・現在・未来を読み取り、今後をよくするため、どんな提案ができるのか、そのときの根拠としてここで加工した数字がエビデンスとして使えるようになります。 R言語の勉強をするのもいいかと思います。 データサイエンティストがいればより密接にコミュニケーションを図るようにしましょう。 統計学は一過性のブームではありません。必要なスキルとして身につけましょう。7.企画・提案スキル
これまでの財務諸表やクライアントの製品や競合他社、普段から収集している情報、統計のエビデンス、そしてあならのクリエイティブな発想と、それを実現できるかどうかの技術の知識などを最大限に動員し、企画していきます。 収集した情報から、これとこれを併せればよりインパクトのあるプロモーションができるということもあるでしょう。 市場やターゲット層の設定、時にはペルソナを立てることもあるでしょう。 ここではとことん細かく戦略を練っていきます。 サイトリリースのタイミングも含めて、なぜそのタイミングなのか、なぜそのトンマナなのか。 ここで案件の全体像を決め、プレゼンテーションではここから情報を削り必要かつ重要なことを伝えられるようにします。8.プレゼンテーションスキル
リサーチ・情報収集スキルや経営スキル、アクセス解析や統計学、それから企画・提案スキルなどをフルに活用してプレゼンテーションします。 声の抑揚や話し方、手振り身振りやスライドの使い方など多くの書籍が出ていることでしょう。 売ることが目的ではありません。相手に買わせてくださいとまで思わせるプレゼンテーションが理想です。 プレゼンテーションはただのセールスでもなければ、自らの分析力を誇示する場でもありません。 私たちに依頼すればクライアントにどれだけメリットがあるのか、クライアントに熟考してもらう場でもあります。 ただし、あまりに専門的すぎるIT用語や統計学の用語は相手を混乱させます。数式など出しても無意味でしょう。 自分が理解できない商品を購入する消費者がいるでしょうか。 私たちは可能な限りわかりやすく、それでいて要点を外さず、的確に相手にメッセージを伝える必要があります。9.法律の知識
ビジネスマンとして知っていればいいのは民法・商法の知識ぐらいでしょうが、Webではなんといっても知的財産法を熟知する必要があります。 各SNSの利用規約はもちろん熟知しなければなりませんし、使うのに申請が必要なロゴなどもあるでしょう。 医療関係だからといって勝手に赤十字のイラストを使ったりしてるサイトなどはよく目にします。 画像・映像はオリジナルでしょうか。Youtubeの規約はどうなってますでしょうか。 プライバシーポリシーやクッキーポリシーの文言を他のサイトからコピペしてないでしょうか。 どこまでが引用で許されるのか把握してますでしょうか。 タレントを掲載する場合は所属事務所から画像と動画の取り扱いについて指示書がくることもあります。 それらも考慮してサイトを構築する必要がでてきます。10.語学スキル
インドや中国へのオフショアはかなり減ったかと思います。 その代わりベトナムへのオフショアが今はかなり熱くなってきています。 やりとりはもちろん英語で行う必要があります。 かつてはオフショアに出すのはシステム開発やアプリ開発ぐらいでしたが、近年はWeb制作を海外にオフショアするケースも出て来ています。 メールに関してもビジネス英語を使うようにしましょう。 また新しいデバイスが発売されたり、新しい言語が登場すれば、その仕様書はほとんどが英語です。 しばらくすれば誰かが日本語訳を出してくれますが、情報収集を仕事とするディレクターがそれを待つようではまずいです。 自分で読み込みどんなことが変わったのか、何が新しくできるようになったのか、今度自分たちの仕事にどのような変化をもたらすのか、把握する必要があるでしょう。 そのためにも語学のスキルは必要なのです。11.チームワーク・コミュニケーションスキル
ディレクターの仕事として「進捗管理・折衝」と答える方は多いと思います。 必要なスキルの1つめとしてこれらを書くことも考えました。 ですが、それはディレクターの仕事のほんの一部でしかありません。 進捗管理は制作メンバーとのチームワーク・コミュニケーションであり、折衝はクライアントとのコミュニケーションです。 アクセス解析や統計を自分で行わないのであれば、解析アナリストやデータサイエンティストとの連携も必須です。 制作メンバーはそれぞれ一流のプロのデザイナーであり、一流のプロのコーダー、一流のプロのエンジニアです。 決してディレクターの部下ではありません。指示を出せばいいというものではありません。 時には一緒に悩み解決策を探して行く。そのためにも制作スキルは必要になってきます。 制作者の苦労を知らずしてチームを名乗ることはできません。 またディレクターも制作者もそれぞれ複数の案件を抱えています。 それらを把握した上でスケジュールを組んでいきます。そのためにも常日頃からのチームワークが重要です。 そしてそれらを含めて進捗管理と呼びます。以上、簡単ではありますが現役のWebディレクターの多くが身につけているスキルの一部の紹介になります。 もちろん自分は他にもこんなことができるというディレクターの方はたくさんいらっしゃいます。 これからディレクターを志す方は何が必要になるか、また制作の現場で頑張ってる方はディレクターが一体何をしているのか、その理解に少しでも役に立てたら幸いです。
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