レスポンシブサイト制作でマネージャーが必ずおさえる2つのポイント

※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

レスポンシブサイト制作は管理者の理解が重要

今回はレスポンシブサイトの制作(外部委託での制作含む)を検討している、もしくは既に制作を予定しているマネージャーが必ず認識しておくべき2つのポイントをご案内します。

  1. レスポンシブサイトがなぜ必要なのか?(市場と背景)
  2. レスポンシブサイトの特徴と2つの導入メリット

aishipに委託してレスポンシブサイトの制作を実施する場合でも、aishipを利用して社内(もしくは外部パートナー)でレスポンシブサイトを制作する場合でも、そのメリットをフルに発揮するには管理者の立場にある方が上記の内容を認識することが重要となってきます。

レスポンシブサイトがなぜ必要なのか?(市場と背景)

モバイル化を理解する

インターネットのモバイル接続がPCを上回る2014年~2015年ごろより本格的なモバイルEC時代が到来します。ECサイト訪問者の50%以上のデバイスがモバイル端末となるため、ECサイトのコンテンツやUIはモバイルを中心に考え、PCは2番手と考える必要があります。

このようにスマートフォンを含むモバイルECサイトが益々重要となるために、経営リソース配分も1位にモバイル、2位にPC(タブレット)とする必要があります。

マルチデバイス化を理解する

昨今のタブレット端末の急速な普及でもはやタブレット端末のネット利用も無視できない状況にあります。タブレット向けのサイトは、PCサイトともスマホサイトとも異なり、PCサイトよりはタッチ操作をし易くスマホサイトよりはコンテンツを充実させたインターフェイスです。

このような背景からタブレット端末を意識したECサイトも追加運営する必要が出てきます。今後益々進行するデバイスの多様化に合わせサイトの提供をしなければなりません。

モバイル化・マルチデバイス化が進む中でECサイトのマルチデバイス対応については、単にスマートフォン向けサイトやタブレット向けサイトを制作し運営するという単純な方法ではサイト運営者の手間(経営コスト)だけが増大し、結果的にサイト運営が破たんすることになります。

運用効率が高く、多様なデバイスに対しても最適なサイトを提供できるサイト運営の方法を取り入れる必要があります。

そこでWEBサイトのマルチデバイス対応の方法を整理評価したものが以下の図です。

WEBサイトのマルチデバイス(スマートデバイス)対応の方法と評価

このようにマルチデバイス対応には大きく3つの方法があります。

【3】はモバイル中心のネット市場にも関わらずPC中心の運用であり、スマートデバイスに対しては顧客満足度が低いため論外となります。

次にこれまで多くの事業者様が実施してきた【2】の運用方法ではスマホ・タブレット・PCと別々のサイト制作更新が必要となるため、頻繁な更新作業が必要なECサイトの運営現場では、よほど人手がある場合を除いては厳しいでしょう。

そこでユーザ満足度も高く、サイト運営効率も高いマルチデバイス対応の方法として今後主流になるのが【1】の『レスポンシブサイト』という方法です。1つのWEBサイトをあらゆるデバイス(スマホ・タブレット・PC・ガラケーなど)にレスポンシブに変化させて対応する方法です。

レスポンシブサイトの制作はモバイル化・マルチデバイス化という市場背景をとらえたWEBサイト運営方法として、事業運営上重要な位置づけであることを理解する必要があります。

次章でその特徴やメリットをご案内しますが、合わせてこれまでのWEBサイト運営と考え方が少々異なる点があるため、特に運営担当者の方を中心にそれらの理解を促す必要があります。(運営担当者の方が理解すべき点は次回以降をご案内します)

レスポンシブサイトの特徴と2つの導入メリット

レスポンシブサイトとは、各デバイスやブラウザのサイズによって異なったコンテンツやWEBサイトを表示するのではなく、閲覧するブラウザのサイズに合わせて、同じWEBサイトを最適に変化させて表示させるWEBデザイン手法です。その特徴はあらゆるデバイスに対して、同じHTMLを利用するところにあります。

レスポンシブサイト導入の大きなメリットは以下の2つ。

  1. あらゆるデバイスに対して満足度の高いWEBサイトを提供できること
  2. WEBサイトの運用効率が高いこと

単純にデバイスに応じて同じ素材の配置を変えるのではなく、共通化コンテンツとこだわるコンテンツを区分けし、こだわるべきデザインやUIに関してはデバイス毎にコンテンツ追加するなどの方法でさらに満足度が高いWEBサイト提供が可能になります。

レスポンシブ

また、「スマホでブックマークしてタブレットで閲覧」などデバイスをまたいだ利用シーンでも、あらゆるページが1つのURLに対して1つのコンテンツということは、絶対にユーザを迷わせることはありません。同時にGoogleに対しても高い評価が得られることになります。

実際の運営効率は、PCサイト・スマホサイトの2つのサイトのコンテンツやデザインの制作更新作業を200%とした場合、レスポンシブサイトは約120%程度(※aiship制作担当の作業工数)です。タブレットを加えて、300%と比較した場合でも同様に120%程度となりますので、その効率はこれまでの運用方法の約40%ということになります。

仮にスマホ・PC・タブレットでのデザインや制作などの運営にかかる費用が月50万円とすると20万円で済む試算になります。年間では600万円→240万円となります。(これらは単純計算ですので実際とは異なる場合があります)

明確な経済的合理性が生まれ、運営担当の方の負荷も随分軽減され、軽減した分はさらに前向きなリソースとして活用することができます。

aishipでのレスポンシブサイト制作について

aishipでは専門的な知識なく安価にレスポンシブサイトの制作や運営ができるプラットフォームの開発提供とレスポンシブサイトの導入支援を実施しています。

高いユーザビリティと高い運営効率を兼ね備えた新たな次元のWEBサイトであるために、このようにマネージャーがその特徴やメリットを理解しなければ、そのメリットを最大限に生かすことはできません。

WEBサイトをレスポンシブサイトへリニューアルする際、その効果をフルに発揮させるために重要なのは、この記事に記載した内容をマネージャーが理解すること、そしてご担当者の方も含めたサイト企画・制作・更新業務のポイント(次回以降ご案内)を理解することが重要となります。

弊社でレスポンシブサイトへリニューアルのお手伝いをさせていただく際には、欠かさずにマネージャーへの特徴やメリットの理解を促すと共に、ご担当者の方も含めサイト企画・制作・更新のポイントをご案内し、より一層レスポンシブサイトの導入効果を高めることに心がけています。

レスポンシブデザインの導入や構築に関するご相談は下記よりお問い合わせ下さい。
お問い合せ

(次回は、レスポンシブサイト制作でご担当者が必ずおさえるポイントをご案内します)

=============================
掲載元のブログではわかりやすい画像つきで公開しています。
■aishipスマートフォン&モバイルEC事例・ノウハウ集
http://www.aiship.jp/knowhow/archives/6748
=============================

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

robots.txt
ロボット型の検索エンジンが自分のページを登録しないようにするためにサイト管理者が ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]