たった5分で弱点が分かる!「企業Webサイト活用度診断テスト」第5回:プロモーション【全6回連載】

広告に多額の予算をつぎ込んだり、大規模な施策に打って出る前に、まず現状のWebサイトに何が足りていないのか、知ることからはじめてみましょう。
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

企業Webサイト「活用度」診断テストとは?

この「企業Webサイト活用度診断テスト」は、Webサイトの抱える現状課題を知る手がかりになるよう作成しました。また、Webサイト構築を制作会社へ委託する際や、社内でアイディアをまとめる為にもお使いいただけます。
前回の第4回目では、「SEO」を考えていきました。
第4回目の記事内容はこちらをご確認ください
http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2012/08/09/13398
第5回目の本日は、恐らく多くのWeb担当者様が課題を抱えている「プロモーション」について触れていきたいと思います。

診断方法

下記、チェック項目の内容が御社のWebサイトできちんと考えられ、実行されているかを確認してください。採点方法はいたってシンプル。各項目に振られた点数の合計値を計算します。
重要度の高いものが2点、それ以外は1点と配点しており、各回10点満点
、第6回まで全て受けていただくと、合計60点満点、全45項目の診断テストとなっています。
では早速、診断テストをはじめてみましょう。

E. プロモーション

ソーシャルメディアを初めとした双方向型の情報が主流となりつつある近年では、集客のための新たなステップとして、「情報の拡散」は必須項目です。各媒体の特性を最大限活かせるよう、配信する情報のセグメントも課題となります。

E-1:メールマガジンやニュースレターを定期的に配信している。(1点)
---一般的に、既存顧客の維持に比べ新規顧客開拓には5倍から10倍のコストがかかると言われています。メールマガジンやニュースレターといったツールを使い定期的に既存顧客や見込み客に対し有益な情報提供をしていくことで、顧客化を図りましょう。
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ニュースレター

E-2:Webサイト内にビジネスブログを設置し、ブログからの集客がある。(1点)
---主力ページとは別にブログページを設け、定期的にブログ記事を配信していくことでユーザーを飽きさせることなくWebサイトへの再訪を促すことができます。ブログ読者は既に自社のことをブログを通じてよく理解しており、最も購買行動に近い存在と言えます。例えば、商品・サービス情報ページ上では網羅できない詳細を掲載したり、あるいは企業担当者の人となりが見える内容で消費者との距離を縮めるなど、ブログならではの集客手法を取りいれましょう。
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E-3:ソーシャルメディアを集客に活用している。(2点)
---ソーシャルメディアを用いた集客の利点は、大きく分けて3点あります。1つ目は発信した情報に対しての消費者の反応をタイムリーに把握することが可能な点です。これまでの主軸であったマスメディアマーケティングでは企業からの一方的な情報発信になってしまい、情報の出口調査はできても、消費者のマインドシェアが変わる過程までは追うことができずにいました。2つ目には、ユーザー同士の口コミをコミュニケーションの基本としているため、情報の拡散スピードが速く、また飛び交う情報への信頼性が高いと判断され、購入意思決定に結びつきやすい点です。3つ目は、従来の広告主体であったマスメディアに比べ、断然にコストが抑えられることです。マスメディアの補完的ツールとして、ソーシャルメディアを使うことで、最大限の集客効果を得ることができます。
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E-4:テレビ・新聞・雑誌・ラジオなどマスメディアを使った集客や、電話、DMといったオフラインでの集客やフォローアップも行っている。(2点)
---ソーシャルメディアは、ターゲットを絞り込み最適な情報を届けることができるため、求める情報が明確で、そのために自ら情報収集をしている消費者に対して効果が期待できます。一方で、マスメディアは比較的広範囲の不特定多数の消費者に対して情報発信し、繰り返し情報を目にする機会を与えることで、無意識に企業名・ブランド名を認識させることができます。また、Webサイトやその他オンラインの集客方法のみに頼るだけでなく顧客訪問や電話営業、DM送付などオフラインによるコミュニケーションも欠かさず行ってください。

E-5:動画コンテンツを効果的に活用している。(1点)
---Forester Research社の報告によると、文章中に動画を含めたコンテンツは、文章のみで作成されたコンテンツに比べてGoogleの検索結果上位1ページ目に表示される確率が、53倍に上がるそうです。特に、Googleに次ぐ第2の検索エンジンといわれるYouTubeなど、外部動画配信サイトと連携して配信することにより、外部からの集客と拡散が見込めるため、動画作成時には外部サイトへの掲載を前提に作成し、そちらへのリンクを自分のサイトへ貼りましょう。動画作成時のポイントは「ユーザー視点」でコンテンツを作成することです。
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E-6:無料商品やキャンペーンなど、フロントエンドの商品を用意しており、そこへの導線を張っている。(2点)
---新規の顧客に対して初めから大規模な売上を狙うよりも、一度満足した顧客をその先にある高額商品購入(アップセル)や関連商品購入(クロスセル)といった購買に結びつけることのほうが効率的です。
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E-7:自社に関する評価(クチコミ)がどの程度あるのかをチェックしている。(1点)
---特に人気のソーシャルメデイアや投稿サイトなどで自社の商品がどのような評価を受けているのか、調査されることをオススメします。企業に対するマイナス評価を得た場合には、慎重かつ迅速に対応していくことで、企業としての誠実さが伝わり、ポジティブな評価へと転換していくことも可能ですので、焦らず対応策を講じてください。



さて、今回の結果はいかがでしたでしょうか?


第6回まで待てない!今すぐ全45項目をチェックしたいという方は下記サイトでご覧いただけます。
無料【Webサイト活用度診断テスト】
また、ここでは掲載しきれない解説全文や関連記事の案内も、ご希望の方にはお送りしておりますので、お気軽にお申し込みください。

次回はいよいよ最終回!テーマは、「F.運用・管理」です。お楽しみに。

※なお、このWebサイト活用度診断テストは今後皆様のご意見をもとに、更にバージョンアップを図っていく予定です。ご意見・ご感想をお待ちしております。

■執筆者について
Lotus Web Studios マーケッター 安部友美
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米国ニューヨークに拠点を置き、数多くの日系企業の米国進出やローカライズにIT技術で貢献してきた10年以上の経歴を持つ老舗のWeb屋Lotus Web Studios。新米マーケッターが日々の業務で学んだ知識やWebの最先端をいくアメリカを始め海外での先進的な取り組み事例を交えながら、Webマーケティングに役立つ情報を発信していきます。Webを基軸とした海外事業展開をお考えの際には、海外ビジネス戦略のコンサルティングからシステム構築、メンテナンスまでワンストップでご提供できる私どもにお任せください。

Lotus Web Studios(SDT Solutions,Inc.)
350 Seventh Avenue. Suite1002 New York, NY 10001
Phone : 212-575-3067
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