出社を増やしても“孤立感”は消えない? フル出社でも「情報共有の滞り」がストレス1位【テレリモ総研調べ】

コロナ後もテレワークがいい? 出社したい? 職場での悩みを働き方別に調査。

今井扶美(Web担編集部)

6:00

LASSICが運営するテレリモ総研は、「職場での不調要因と価値観の変化に関する調査」を実施した。20歳〜65歳のテレワーク経験者1,009名を対象に調べている。

職場の悩み1位は「孤立感」 フル出社でも情報共有に悩み?

職場の人間関係における不調の種

まず、職場の人間関係において「不調の種」になるものを聞くと、「必要なコミュニケーションが取りづらく孤立感を抱くこと」が22.2%で最多だった。続いて、「上司の細かな進捗確認や頻繁な声かけ、常時監視されている感覚」が20.4%、「オフィス内の派閥や人間関係の複雑さ」が20.3%で並び、対人ストレスと情報伝達に関する悩みが上位を占めた。

出勤形態別「不調の種」主要項目の構成比

出勤形態別にみると、「孤立感」はフルリモートが24.4%、週1出社が24.0%と高く、出社頻度が低い層ほど感じやすい傾向が見られた。一方、「情報共有の滞り」はフル出社が24.6%で最多となり、週2出社層とは14.2ポイントもの差が開いた。また、週1出社層では「上司の監視感覚」が28.1%で、最も高い水準となった。

コロナ後も「場所に縛られない働き方」を重視する傾向

リモートワーク経験による価値観変化

続いて、リモートワークを経験したことで生じた価値観の変化を聞くと、「一人で集中し、自分のペースを大切にしたくなった」が39.0%で1位となった。次いで、「仕事と私生活のバランスを自分で整えたいと思うようになった」が35.4%、「通勤など場所の制約に縛られない働き方を理想と感じるようになった」が23.4%と続き、働き方の柔軟性をより重視するようになったことがうかがえた。

出勤形態別「価値観変化」主要項目の構成比

出勤形態別にみると、「自分のペース重視」はフルリモートで51.9%と過半数を占め、フル出社を18.8ポイント上回った。また、「主体的なワークライフバランス」は週2出社が44.3%で最も高く、フル出社との差は14.3ポイントとなった。フルリモートから週2出社までの層で、健康や自由度を重視する志向が高まっていることがうかがえる。

仕事のストレス要因、男女別・年代別で違いも

男女別による主要項目の差異

男女別にみると、男性では「上司の監視感覚」が24.0%で突出して高く、女性の16.7%を7.3ポイント上回った。一方、女性では「派閥・人間関係の複雑さ」が23.4%、「テキストコミュニケーションの誤解」が22.2%で上位となった。

また、価値観の変化については、女性の「主体的なワークライフバランス」への意識が39.1%にのぼり、男性を7.3ポイント上回った。

年代別の主要項目構成比

年代別にみると、「上司の監視感覚」は20代が32.6%で最も高く、60代との差は20.8ポイントにのぼった。「派閥・人間関係の複雑さ」「テキストコミュニケーションの誤解」は40代で最多となり、「情報共有の滞り」は50代、「孤立感」は60代で目立った。

価値観の変化では、「自分のペース重視」「ワークライフバランス」「健康意識」のすべての項目で、40代が最も高かった。

調査概要

  • 【調査期間】2025年11月27日~2025年11月28日
  • 【調査対象】20歳~65歳のテレワーク・リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソンの男女
  • 【有効回答数】1,009名
  • 【調査方法】インターネット調査
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