世界のITエンジニアの給与ランキング、日本は72カ国中26位。G7に遅れをとるか【ヒューマンリソシア調べ】
約6割の国でドルベースで給料アップするも、日本は前年比5.9%の減少。
1/22 8:30 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
ヒューマンリソシアは、世界のITエンジニアの給与に関する調査結果を発表した。同社では、国際労働機関(ILO)や経済協力開発機構(OECD)、各国の統計データ等を基に、独自集計したレポートを2020年より公開している。
ITエンジニアの給与額:1位スイス、2位米国、24位中国、26位日本
まず、世界72カ国のITエンジニアの給与をUSドルベースで集計・比較したところ、給与額の1位はスイス、2位はアメリカとなった。その一方で、日本は72カ国中26位にとどまり、主要国では下位の結果となった。
前年比での増減率を集計すると、約6割の国で前年より給与が上がっており、増加率の1位はチェコ、2位はカメルーン、3位はコスタリカとなった。日本は前年比5.9%の減少となり、増減率ランキングでは58位となった。
現地通貨ベースでみると、フランス3.8%増、米国3.6%増、ドイツ2.6%増と、G7構成国では平均2.6%の上昇が見られた一方で、日本は0.4%増と低迷。世界各国でITエンジニアの給与アップが進む中、円安の影響下にある日本の魅力低下が懸念された。
調査概要
- 【調査・集計方法】企業の給与などに関する情報を収集・提供している「Payscale」にて検索した「Software Engineer」の給与データ(検索日:2023年10月13日)を使用。「Software Engineer」の給与データは、2023年1月から9月の平均為替レートでUSドルに換算。為替レートは、国際通貨基金(IMF)の統計データを使用。
- 【備考】増減率小数点第2位以下を四捨五入して算出。
- 【調査対象】アジア・太平洋、北米・中南米、ヨーロッパ、中東、アフリカの72カ国の国・地域
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