米中貿易戦争による影響? 東アジアのすべての国・地域でAppleのシェアが減少【アウンコンサルティング調べ】

世界40か国のスマホ機種・OSのシェアを調査したところ、Apple人気が中国圏を中心に下落していた。

アウンコンサルティングは、世界40か国・地域における各国主要モバイルOS・機種のシェアに関する調査結果を発表した。2018年9月~2019年9月における、スマホ機種・OSのシェア推移を集計した。

米中貿易戦争による影響で、Apple人気が中国圏を中心に下落

それによると、東アジアに属するすべての国と地域でiOSのシェアが減少。特に台湾でマイナス12.5%、香港でマイナス14.8%と大幅な落ち込みを見せた。

台湾と香港におけるOSシェアの推移

オセアニア・北アメリカ・南アメリカ・ヨーロッパ(スウェーデン・デンマーク以外)でも、iOSのシェアは減少しているが、これはApple製スマートフォン=iPhoneのシェアも減少したことを意味する。40国・地域のうち、Apple製スマホが1位または2位だったのは29国だが、そのうち22国でシェアが減少している。

この理由について、アウンコンサルティングでは、米中貿易戦争による中国圏でのApple人気の冷え込みがあると推測している。Prophet社による中国の人気ブランドに関する年次報告書でも、Appleは、1年間で11位から24位に後退しているという。

 
 
 
 

調査概要

  • 【対象国】OECD加盟主要国を中心に抽出
  • 【各国人口参照元】Worldometers.info
  • 【OS・機種データ参考】StatCounter
  • 【スマホ普及率参考】Consumer Barometer with Google
  • 【調査対象時期】2018年9月~2019年9月
  • 【調査日】2019年10月1日~11日  
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