Web広告への反応から見る「訪日客」の傾向、中国はサブカル・香港は食に興味?【アウンコンサルティング調べ】
アウンコンサルティングは、訪日客数の多い「中国」「香港」「アメリカ」の3つの国・地域に対して、Web広告に関する意識調査を実施した。
日本政府は現在、「2020年までに訪日客数4000万人」を掲げており、そのためには前年比440万人ずつ増やし続けなければならないという。一方で、インバウンド消費額などは減少傾向にあり、訪日客数に加え、消費金額増も努力が必要だ。そのためには、インターネットプロモーションをいかに活用するかが鍵となる。
Instagramの「ストーリー内広告」が好感
まず、「SNS広告のなかでクリックしたことのある広告」について聞くと、アメリカで49.0%、香港で26.0%がInstagramの「ストーリー内の広告」をあげた。台湾とタイを対象にした前回調査でも、Instagramのストーリー広告はクリック率が高く、インバウンドでも広く受け入れられていると言える。一方中国は62.9%が「クリックしたことがない」と回答している。
「ポップアップ広告」「動画広告」「ステッキー広告」は迷惑
逆に「SNS広告で迷惑だと感じる広告」を聞くと、3つの国・地域共通で「動画広告」「ポップアップ広告」が1位・2位となり、合計は50%を超えた。アメリカは、「ポップアップ広告」単独で55%となっている一方、YouTube人気を反映し「動画広告」の数値は低めだ。
「SNS広告以外で迷惑だと感じられる広告」を聞くと、ここでは「ポップアップ広告」「ステッキー広告」が上位となった。
ゲーム・美容系の広告がインバウンドに人気、中国はサブカル・香港は食に興味?
「クリックしたことのある広告はどんな業界のものですか?」を聞くと、インバウンドでは日本人気定番の「ゲーム」「美容」が高い。3国・地域を比較してみると、中国は「本やマンガ」「ニュース」が、香港は「アミューズメント」「食品」が、アメリカは「アパレル」といった項目が高い数値を示している。
調査概要
- 【調査対象】中国、香港、アメリカの18歳以上の男女
- 【調査期間】2019年4月1日~2019年6月18日
- 【回答数】各地域100名、計300名
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