中国など14の国・地域でAndroidのシェアが80%超え、低価格端末への移行が顕著に【アウンコンサルティング調べ】

世界40か国のスマホ機種・OSのシェアを調査。Apple人気の下落が進みSamsung、Huawei、Oppoが躍進。

アウンコンサルティングは、世界40か国・地域における各国主要モバイルOS・機種のシェアに関する調査結果を発表した。2019年3月~2020年3月における、スマホ機種・OSのシェア推移を集計した。

Apple人気の下落が加速、14の国・地域でAndroidのシェアが8割超に

2018年9月~2019年9月における調査では、米中貿易戦争による影響で、Apple人気が中国圏を中心に下落。Apple製スマホが1位または2位だった29国でも、そのうち22国でシェア減少が見られた。

今回の調査では、さらにApple人気の下落傾向が加速。これまではSamsungとAppleが、1位あるいは2位というパターンが多かったが、今回、Appleは3位以下で、その他のAndroid端末が1位や2位にランクインする国が増加した。具体的には、マレーシアとアラブ首長国連邦でHuaweiが、インドネシアでOppoが2位にランクインした(いずれも1位はSamsung)。高価なiPhoneから安価なAndroid端末への移行は、アジアや南アメリカ、アフリカの国・地域で顕著だという。

またOSシェアにおいて、中国のAndroidのシェアが81.34%と、80%を上回った(2018年9月~2019年9月調査では79.41%)。中国でAndroidシェアが80%を上回るのは、2013年以来7年ぶりとのこと。そのほか、フィリピン、インド、ブラジルなどの14の国・地域でAndroidシェアが80%を超えている。

調査概要

  • 【対象国】OECD加盟主要国を中心に抽出
  • 【各国人口参照元】Worldometers.info
  • 【OS・機種データ参考】StatCounter
  • 【スマホ普及率参考】Consumer Barometer with Google
  • 【調査対象時期】2019年3月~2020年3月
  • 【調査日】2020年4月1日~20日
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