ベネッセとウルシステムズを発起人に産学連携の生成AI活用組織「Generative AI Japan」発足
生成AI活用での教育・キャリア・協業・共創・ルール作り・提言など実施、産業競争力向上へ
通信教育・出版事業のベネッセコーポレーションと、ITコンサルティングファームのウルシステムズは、産学連携での生成AI(人工知能)の活用を目的にした組織「一般社団法人Generative AI Japan(GenAI)」を共同発起人となって1月9日に立ち上げた、と1月17日発表した。慶應義塾大学医学部の宮田裕章教授が代表理事を務め、ほか16人の有識者が理事となった。
国内で生成AIを活用する企業が増え、国の規制やガイドライン整備が進められている。しかし実態に合わない規制や、AIサービス利用時のリスクが高止まる可能性があり、企業や利用者の視点から提言やルール作りにつなげる仕組みが必要、と考え、ベネッセとウルシステムズを中心に設立。生成AI活用での教育、キャリア、協業、共創、ルール作り、提言を行う。
GenAIには、AIの利活用に関わる企業や有識者が参画。日本での生成AIの利活用のあり方を議論し、利用者の実態に沿った活用事例から業界標準を確立することで最も適した方法の普及を図り、日本の産業競争力向上につなげる。ガイドラインの整備や政策提言も重要な活動として実施。理事や会員とともに安全で公正、生産性を高める生成AIの社会実装を目指す。
GenAI発足時の会員企業は次の各社。アサヒグループホールディングス▽インフロニア・ホールディングス▽関西電力▽JTB▽セコム▽ソフトバンクロボティクス▽大和ハウス工業▽東京海上ホールディングス▽東京ガス▽日本たばこ産業▽日本郵政▽パーソルホールディングス▽博報堂DYホールディングス▽PwCコンサルティング▽三井住友カード(予定)▽ルミネ
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