Google25周年、四半世紀の取り組みを振り返るブログをサンダー・ピチャイCEOが公開

「Google広告」でデジタルエコノミー創出、「Gmail」「Chrome」「YouTube」など提供

1998年9月の設立から25周年を迎えたGoogleは、サンダー・ピチャイCEO(最高経営責任者)が四半世紀を振り返るブログを9月8日に公開した。創業者のラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏が「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」と掲げ、新しいタイプの検索エンジンを作る壮大なビジョンから「Google検索」を生み出した。世界中の何十億もの人々が問いに対する答えを得るのに役立っている。

Google検索は、企業が経済的価値を得る基礎を築いた。Googleの広告プラットフォームとツールによって、さまざまな製品やサービスを探している顧客に情報を届けることができるようになり、特に小規模ビジネスにとって魅力的なプラットフォームになった。あらゆるビジネスがインターネット上で広告を出せるようになって、何百万ものビジネスがデジタルエコノミーの一部となり、革新的なインパクトをもたらした。

「Gmail」「Chrome」「YouTube」「Google Maps」「Google Translate」「Google Photos」「Google Cloud」など5億を超える人々や企業が利用する15の製品と、それぞれ20億超が利用する6つの製品を提供。Gmailは1GBのストレージで無料のWebメールの常識を覆した。Chromeはシンプルさ、スピード、セキュリティを重視したブラウザでWebをより良いものにし、YouTubeは学習と知識のプラットフォームになった。

「不可能を恐れない姿勢があったからこそ、他がなし得ず、挑戦しようとしなかった課題に挑むことができた」。その例として、すべての人のポケットにパワフルなコンピューターを届けるアイデアを実現した「Android」の携帯電話がある。最新の折りたたみ式からエントリーモデルまで世界中の30億台のデバイスで動作している。「すべての人がインターネットを利用できるようにすることがGoogleの取り組みの中核」と強調する。

AI(人工知能)では2017年に画期的な「Transformer」の論文で「生成AI」や大規模言語モデルの基盤となっている「ニューラルネットワークアーキテクチャ」を作り上げ、自然言語処理や音声認識などの分野で多くの画期的な成果を上げた。「生成AIによる検索体験(SGE)」や試験運用中の「Bard」を発表し、既に100万人が「Google Workspace」の生成AIを活用して文章を書いたり創作したりしている。

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