「イオンシネマ」が飲食売店にセルフオーダーシステム導入、オーダーカウンターを無人化

ネットスターズの「StarPay-Order」利用、「モバイルオーダー」と「キオスクオーダー」

イオングループで劇場を展開するイオンエンターテイメントは、同社が運営するシネマコンプレックス(複合映画館)の飲食売店にセルフオーダーシステムを導入する、と5月30日発表した。飲み物やポップコーンなどを注文して支払いするオーダーカウンターを完全無人化する。飲食物販売用のPOS(販売時点情報管理)レジがなくなる。まず3カ所で始め、全劇場に拡大する。

注文の列の解消と待ち時間短縮が目的となる。セルフオーダーシステムは、千葉市美浜区の「イオンシネマ幕張新都心」で6月1日、千葉県市川市の「イオンシネマ市川妙典」で6月5日に始め、富山県砺波市に7月の開業を予定する「イオンシネマとなみ」にも入れる。同システムは、キャッシュレス決済ソリューション事業を行うネットスターズの「StarPay-Order」を使う。

劇場の飲食売店に、StarPay-Orderの「モバイルオーダー」と「キオスクオーダー(セルフレジ)」を導入する。決済はクレジットカード、QRコードなど。モバイルオーダーは、飲食売店のQRコードをスマートフォンで読み取り、注文・決済が完了すると画面に受付番号が出る。商品ができるとスマートフォンに通知されるとともに、売店のディスプレイに受付番号が示される。

キオスクオーダーは、設置したタッチパネル式キオスク端末の画面に表示されるメニューから注文して決済すると受付番号が発券され、商品ができあがると売店のディスプレイに受付番号が表示される仕組み。セルフオーダーシステムによって上映開始時間を気にしながら注文の列に並ぶ必要がなくなり、売店側は飲食物の提供に専念できて業務オペレーションが効率化する。

イオンシネマ幕張新都心改修前イメージ
イオンシネマ幕張新都心改修後イメージ
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