「毎日2時間以上YouTubeを視聴する」という中学生は、3割に迫る勢いに【ドコモ・モバ研調べ】

小学生では2割が、毎日2時間以上YouTubeやテレビで動画視聴している。

NTTドコモ モバイル社会研究所は、「子どもの動画視聴」に関する調査結果を発表した。2021年11月に実施した「親と子」に関する調査から分析を行ったもので、小学生および中学生(親による回答含む)500人が回答している。

親子いっしょに楽しむには「YouTubeよりテレビ」が鍵?

まず小中学生に「動画の視聴頻度」を聞くと、「まったく見ていない・使っていない」という子どもは「YouTube」「テレビ番組」ともに1割前後。「ストリーミングサービス」は小学生で約6割、中学生で約5割だった。逆に「毎日2時間以上視聴」という子どもは「YouTube」「テレビ番組」ともに2割程度存在し、とくに中学生のYouTube視聴では29%にまで達している。

小中学生のサービス別動画視聴頻度 n=500

これを「動画の視聴時間」で見ると、小中学生とも5割近くが毎日なんらかの動画を2時間以上視聴していた。特に中学生について見ると、視聴時間が短い層と長い層に二極化しつつある様子がうかがえる。

小中学生の動画視聴時間 n=500

「YouTubeとテレビ番組を比較し、どちらをよく見ているか」を集計すると、小学生はテレビ視聴がわずかに多め、中学生はYouTubeが大きく増加する。

小中学生hYouTubeとテレビ番組どちらを多く視聴しているか n=485

最後にライフスタイルを計るため「親子での動画視聴」に焦点をあて、「YouTube、テレビ番組の視聴時間」と「親と子がいっしょに楽しむ時間(動画視聴以外を含む)」をそれぞれ見ると、“YouTubeの利用時間と親子時間”では相関は見られなかったが、“テレビ番組の視聴と親子時間”では「テレビ番組の視聴が長いと親子時間が長い」傾向が見られた。

親と子がいっしょに楽しむ時間が週数回以上の割合 n=500
参考:YouTube利用推移

調査概要

  • 【調査対象】関東1都6県・小学生および中学生(その親)
  • 【調査方法】訪問留置調査
  • 【調査時期】2021年11月
  • 【有効回答数】500人
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