平日は「動画共有」をサッと見、休日は「ビデオ・オン・デマンド」で長時間視聴の傾向【ライムライト調べ】

10代は「ライブ配信」、とくに女性に「インフルエンサー/一般人の配信動画」が人気

ライムライト・ネットワークスは、「コンテンツの視聴動向に関する意識調査」の結果を発表した。スポーツ観戦の経験または意欲があり、1年以内にインターネット接続で動画を観たことがある624名から回答を得た。

この調査では、インターネット接続での動画視聴を、以下の4つに区分している。

  • 「インターネットテレビ」NHKオンデマンド、AbemaTV、TVer など。
  • 「ビデオ・オン・デマンド」Netflix、Amazonプライムビデオ、dTV など。
  • 「動画共有サービス」YouTube、Twitch、OPENREC.tv など。
  • 「ライブ配信サービス」SHOWROOM、YouTube Live、LINE LIVE など。

8割超がYouTubeなどの「動画共有サービス」を視聴、10代は「ライブ配信」が突出

まず「過去1年以内にインターネットで観たことがあるもの」を聞くと、「動画共有サービス」がすべての世代で8割を超え1位。全世代平均は87.5%だった。次いで「インターネットテレビ」50.3%、「ビデオ・オン・デマンド」44.2%、「ライブ動画配信サービス」23.2%の順だった。なお10代は41.3%が「ライブ動画配信サービス」をあげており、全体平均の倍近い。

 

平日は「動画共有サービス」、休日は「ビデオ・オン・デマンド」が強い

続いて、それぞれのサービス利用者に「平日1日あたりの視聴時間」を聞くと、「1時間未満」がどのサービスも最も多く、「0時間」(現在は見ていない)という人もかなり多い。「1時間以上」(1~3時間未満+3時間以上)が最も多かったのは「動画共有サービス」だった。なお「動画共有サービス」は「0時間」が他3区分に比べて、かなり少ないのも特徴的だ。

 

「動画共有サービス」の視聴時間について年代別で見ると、特に10代は、全体平均8.4%の3倍に近い22.4%が「3時間以上視聴する」と回答している。10代に「ライブ動画配信サービス」が人気なのは前述のとおりだが、それ以上に「動画共有サービス」もしっかり滲透していることが伺える。

 

同様に「休日1日あたりの視聴時間」について聞くと、「1時間以上」という回答で、「ビデオ・オン・デマンド」が伸びて「動画共有サービス」を上回る。「インターネットテレビ」「ライブ動画配信サービス」も数字を伸ばしている。比較的短時間の動画が多い「動画共有サービス」に比べ、「ビデオ・オン・デマンド」は映画作品や一気見があり、休日で視聴時間が長めになっていると推測される。

 

インフルエンサー/一般人の配信動画は、10代・20代女性に人気

ここで質問を変え、「有料・無料を問わず、どのようなライブ動画を見ているか」を聞くと、「音楽フェス/ライブ」38.8%、「スポーツ」33.5%、「インフルエンサー/一般人の配信による動画」「情報・バラエティ」27.1%となり、インフルエンサー/一般人動画が音楽・スポーツという2大ジャンルに次ぐ人気になっていた。視聴経験を聞くと、インフルエンサー/一般人動画は、10代・20代の女性によく見られていることが分かる。

 
 

なお「ライブ動画をなぜ観るのか」という質問では、「リアルタイムで展開を見届けたいから」48.6%が多数派。一方「ライブ動画を観る際に、最も改善してほしいもの」を聞くと、「画質」46.0%、「配信の遅れ」36.5%、「見たい時間に観られるようにしてほしい」33.3%が上位となった。

 

調査概要

【調査地域】日本全国
【調査対象】下記(1)(2)の両方に当てはまる人
(1)これまでにスポーツ観戦の経験がある、もしくは、今後スポーツ観戦意欲のある人(観戦方法はリアル、テレビ、インターネット問わず)
(2)1年以内にインターネット接続で動画を観たことがある人
【調査時期】2019年10月8日~9日
【サンプル数】624名(男性312名、女性312名。10代、20代、30代、40代、50代、60代以上の男女各52サンプル)

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