カゴ落ちによる機会損失額、平均で売上の約2.5倍にのぼる【イー・エージェンシー調べ】

イー・エージェンシーは、ECサイトのカゴ落ちによる機会損失状況を把握するための調査を実施した。
赤城歩佳(Web担編集部) 2019/6/7 8:00

イー・エージェンシーは、ECサイトのカゴ落ちによる機会損失状況を把握するため、同社がサービス提供しているカゴ落ち対策MAツール「CART RECOVERY(カートリカバリー)」の利用状況を2018年4月から2019年3月の間で調査した。

一般的に「カゴ落ち(※1)」(ユーザーが商品をカートに入れたにも関わらず購入に至らないこと)の割合は70%と言われている。実際にカートリカバリーの利用状況でも、カゴ落ち率は平均で約68.2%となっている。

また、カゴ落ちによる機会損失額を調査したところ、平均で売上の約2.5倍にのぼることがわかった。4月~7月までは約2.1倍前後となっていたが、8月~11月、1月~3月頃にかけて差が広がった。特に2月と3月では広がりが増し、最大で売上の約3.1倍も機会損失していることがわかった。

上記内容から計算すると、例えば「カートインユーザー数が3,000人、月商が500万円のECサイト」の場合、カゴ落ちしたユーザー数は約2,046人、カゴ落ちによる機会損失額は約1,250万円発生している可能性がある。

※1: 「カゴ落ち」および「CART RECOVERY」「カートリカバリー」は、株式会社イー・エージェンシーの登録商標。

調査概要

  • 【調査期間】2018年4月~2019年3月
  • 【調査対象】461サイト
  • 【調査方法】売上はカートリカバリー経由での売上額を引いて算出(送料等は含まない) 
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