サブスクリプション型(定額)サービス、35%が利用経験あり。動画配信、音楽配信が上位に【マクロミル調べ】
マクロミルは、動画や音楽などを中心に広がりつつある「サブスクリプション(定額)型サービス」について、その認知度や利用状況、消費者の感じるメリットを明らかにするため、首都圏(1都3県)在住の20歳~69歳の男女1,000名を対象に調査を行った。
認知されているサブスクリプション型サービスは「動画配信」58%、「音楽配信」52%
サブスクリプション型サービスについて、18種類の選択肢*の中から、定額料金で使い放題になることを知っていたサービスを聞いたところ、以下の結果となった。
*18種類の選択肢:音楽配信、動画配信、電子書籍、ゲーム、雑誌、洋服、スーツ、バッグ・アクセサリー、コスメ、クリーニング、コインランドリー、コンタクトレンズ、飲食店、食品・飲料・酒、英会話、車、ワークスペース、その他
認知率の高かったものから順に、「動画配信」58%、「音楽配信」52%、「電子書籍」35%、「雑誌」28%、「ゲーム」15%となり、メディアコンテンツ系のサービスが上位を占めた。なお、32%は「いずれも知らない」と回答している。
性別や年代別では、若い年代のほうが上の年代より、男性のほうが女性より、サブスクリプション型サービスの認知率が高い傾向があったとのこと。
35%が利用経験あり。上位5位までは認知率の上位と同じ
サブスクリプション型サービスの利用経験について聞いた結果がこちら(サービスを知らない人も含む全数ベースで集計)。
利用経験率が高かった順に、「動画配信」24%、「音楽配信」18%、「電子書籍」8%、「雑誌」5%、「ゲーム」4%で、上位5位の順序は認知率と同じ。20代の利用経験率が最も高く、年代が上がるにつれてスコアが下がる傾向があったという。
利用金額は「3,000円未満」が8割強
サブスクリプション型サービスの利用者(282名)が支払う1カ月あたりの合計金額を聞いたところ「1,000円以上~3,000円未満」が最も多く、47%であった。次に多かった「1,000円未満」の36%を足すと、利用者全体の8割以上が3,000円未満となる。平均金額は2,328円。
利用する理由は「お得感」。女性は「わかりやすさ」「クチコミや評判」も
サブスクリプション型サービスを利用する理由を、利用経験率の上位3サービス(動画配信、音楽配信、電子書籍)について確認したものがこちら。
3サービス共に、「継続的に支払うのにお手頃な金額」「お金を気にせず何度でも利用」「通常よりも安く済む」といった“お得感”に関する理由が上位に挙がった。
男女別では、女性のほうが男性よりも「利用方法がわかりやすかったから」「クチコミや評判が良かったから」という理由を挙げる割合が高い傾向が見られたとのこと。
なお、マクロミルの調査結果報告ページでは、サブスクリプション型サービスを利用しない理由(自由回答)も抜粋して紹介している。サービスごとに理由が異なっているようすがうかがえる。
調査概要
- 【調査対象】1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)に住む20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
- 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
- 【調査時期】2018年6月26日~6月27日
- 【回答数】1,000サンプル(平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付)
- 【調査機関】マクロミル
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