FacebookやTHETAで話題の360°パノラマを制作~配信まで行うSmart360 エージェンテックが提供開始
周囲をぐるりと見渡せる360°パノラマの動画や静止画を自分で制作・編集・配信でき、さらに効果測定の機能も備えた統合クラウドサービス「Smart360(スマートさんろくまる)」を、エージェンテックが4月13日に発表した。
「Smart360」は、360°パノラマ動画・静止画の統合ツールとして、次のような機能をまとめて提供するもの。
- コンテンツの企画
- 撮影
- 制作
- 運用・編集
- 効果測定
制作した360°パノラマは、Smart360が出力する埋め込み用のHTMLコードを使って自社サイトに掲載するほか、Facebookに投稿することも可能。
コンテンツは、デスクトップでもスマートフォンでもHTML5に対応しているブラウザであれば、プラグインなしに閲覧できる。
だれでも利用できるオーサリング環境で、360°パノラマを手元で随時更新
Smart360では、撮影した素材を使って、パノラマ動画・静止画を、ツールを使って自分で制作したり、更新したりできる。そのため、季節ごとにコンテンツを更新したり、商品やメニューが変わったときに更新したりということを、制作会社に依頼せずに自分で随時行える。
また、パノラマには、テキスト・ポップアップ・リンク・動画などを自由に貼りつけ、それらをクリックしたときの動作も設定できる。
これらの制作・編集をオーサリングツールでユーザーが自由に行え、さらにユーザー行動を効果測定できることが、Smart360の特徴だ。
たとえば、冒頭に示した土田酒造の店舗360°パノラマでは、「日本酒ドロップス」「大吟醸ソフトクリーム」などのテキストを追加し、それらをクリックすると解説がポップアップされるようにしている。また、360°画像のどこかをクリックすると、ソフトクリームの割引クーポンが表示される仕掛けも備えている。
同様に360°パノラマからECサイトに誘導したり、商品の解説をテキストだけでなく社員が解説する動画を360°パノラマで提供するなども可能。
ここで挙げた例以外にも、「施設案内」「工場案内」「キャンパス案内」「商店街マップ」「観光ガイド」「操作マニュアル」「陳列マニュアル」など、さまざまなシーンで360°パノラマを活用できる。
Googleストリートビューにインドアビューが登場したり、Facebookが360度動画を埋め込めるようになったりと、360°パノラマコンテンツに対する期待が増してきている。また、360°パノラマを撮影できるカメラも、RICOH THETAなどいくつか登場してきている。
しかし、現状ではまだ360°パノラマは個人での活用が多い。企業利用では、その制作やマーケティング観点での効果測定を含めた運用に関して、まだコストもこなれておらず、ノウハウも蓄積されていない。
エージェンテックは、同社の提供するコンテンツ制作・配信ソリューション「ABook」プラットフォームのノウハウを生かして、これらの課題に対応するSmart360を提供していくとしている。
利用料金は、初期費用が3万円、月額2万円から(税抜き)。料金には、3コンテンツ、1コンテンツあたり動画3本(1本1分)まで利用可、月間1000PVまでが含まれる。
撮影・編集もエージェンテックに依頼する場合は、20万円弱から。サービス開始を記念して、撮影・編集料を半額で提供するなどのキャンペーンを行う(先着100社)。
- エージェンテック
http://www.agentec.jp/ - 利用例:土田酒造
https://web17.abook.bz/acms/vivace/open/vtour/play/446 - 利用例:クリスチャンバウアー 青山ギャラリー
https://web17.abook.bz/acms/vivace/open/panorama/play/455
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