電通総研、シニア層のネット利用調査で60代は6割近く、70代も2割以上がネットを使用

人口が多い都市ほど利用率が高く、ネットで得られる最大の恩恵はコミュニケーション

電通総研は、シニア層のインターネット利用に関する調査結果を4月10日発表した。60代の6割近くが何らかの形でインターネットを使い、70代でも2割を超えていた。人口が多い都市の利用率が高く、人口が少ないほど低かった。ネットで得られる恩恵はコミュニケーションがトップに挙げられた。実地調査からは、経験がなくても適切な手段を使えば、1年でネットショッピングやソーシャルメディアもでき、ネットによってシニアの生活がより行動的になることも分かった。

調査は全国の60~79歳の男女を対象に、調査員による訪問形式で1月13~23日に実施。60代の男女、70代男女各150人ずつ、計600人のサンプルを集めた。ネット利用率は60代で57.0%(男性58.7%、女性55.3%)、70代は23.3%(男性30.0%、女性16.7%)と、70代の男性は3割に達した。利用率を機器別に見ると、60代はパソコンが37.3%、携帯(携帯電話とスマートフォン)が51.3%、70代はそれぞれ14.0%、18.0%で、携帯がパソコンを上回った。

都市の規模によるネット利用率比較では、東京都区部を含む人口100万人以上の都市では60代が70.2%と7割を超え、70代も26.3%で平均以上だった一方、町村部では60代26.7%、70代20.0%となり、特に60代で大都市と大きな差があった。ネットを始めて良かったこと(複数回答)は「友人・知人とのコミュニケーションが増えた」が最多の55.7%。「情報が増えたり、知識が広がったりした」55.3%、「好奇心が広がった」41.4%と続いた。

電通総研
http://www.dentsu.co.jp/dii/

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