電通、スマホ、タブレット、パソコンと家族についての調査で「スマート3兄弟」のセット利用が増加
電通は、スマートフォン、タブレット、パソコンの3つのスマート機器を「スマート3兄弟」と名付け、3兄弟をセット利用する生活者を対象に、セット利用によるコミュニケーションや生活環境の変化、将来需要を探るため、スマート機器と家族についての調査を実施。3月6日、調査結果を発表した。調査の結果、スマート3兄弟をセットで利用する人の割合は1割を超えたこと、スマート機器の普及拡大により家族間のコミュニケーションが変化してきたこと、スマートサービスの利用ニーズが高まっていることがわかった。調査は2003年から隔月で実施している「モバイル調査」と、スマート3兄弟に関する家族の利用実態について調べた「スマート家族調査」に基づいてまとめた。モバイル調査は2013年1月に、関東圏の中学生を除く15~49歳の携帯電話利用者を対象にインターネットを利用して実施。有効回答数は1000だった。スマート家族調査は2012年10月に、東京、愛知、大阪の20~49歳の既婚男女でスマホ、タブレット、パソコンの利用者を対象にインターネットを利用して実施。有効回答数は300だった。
スマート3兄弟のセット利用率は11%で、単体ではスマートフォンの普及率が1年間で36%から53%に、タブレットは9%から18%に成長していた。クラウドサービスの利用率は、スマホ利用者で22%、3兄弟セット利用者だと38%、今後のクラウド利用意向はスマホ利用者で7割、3兄弟セット利用者で8割だった。「スマートフォンで便利な機能」は1位がカメラ、2位は辞書、3位は音楽の順だった。また、「スマートフォンで代用できない機器」は、1位がパソコン、2位は本・新聞・雑誌、3位はタブレットだった。ソーシャルメディアは、既婚者で3兄弟セット利用者の利用率が5~7割と高く、その半数近くは家族同士でもソーシャルメディアを利用していた。家族に見られても平気なデータ・情報は「音楽ファイル」「写真」「電子書籍」の順で、見られると困るデータ・情報は「サイト閲覧履歴」「ブックマーク」「動画ファイル」の順だった。スマートフォンで操作したいことの1位は「テレビ番組の予約」で62%、2位は「エアコンの操作」で58%、3位は「クルマの位置確認」「部屋の様子確認」の46%だった。
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