ひとりで頑張るSEO担当者さんの悩みに答える本連載。今回の質問は「5万字超の長文ページは、SEOで問題になる?」です。この回答は「全文が検索対象になっていれば、問題ありません」です。
「全文が検索対象になっていれば、問題ありません」です
文字数の多さはSEOで問題になる?
今回の相談内容は、文字数が5万字を超える長文のページについて、SEOの観点から問題はあるのか、というものです。今回の質問はペンネーム「田中」さんが寄せてくださいました。結論としては、「田中」さんのサイトはGoogle検索で全文が検索の対象になっており、SEOの観点からの問題はなさそうです。
全文が検索対象になっているか調べる
主要ページの文字数が5万文字を超えているということですが、これが問題なくインデックスされて検索対象になっているのかは、調べてみないとわかりません。今回の相談では当該ページのURLが示されていましたので調べてみました。
調べ方は、当該ページの末尾に近いあたりの適当なフレーズをコピーし、「site:https://www.yourdomain.com/ コピーしたフレーズ」と検索して、その当該ページがヒットするかどうかを確認する、というものです。なお、この検索演算子「site:」は、それに続くURLに属するページを検索するよう指定しています。
調べた結果、全文が検索の対象になっていました。Google検索は5万文字超のページでも問題なく、ページ全体をインデックスし、末尾まで検索の対象にしています。
まとめ
5万文字を超えるページでもGoogle検索は問題なくインデックスし、最後の一文まで検索結果に返せることがわかりましたが、5万文字は新書や文庫のページ数に換算すると80ページ以上に相当します。実際のユーザーにそれだけの量のページを読ませるという観点からは、ちょっと長すぎるのではないかという疑問はあります。
基本的には、文字数が多いほどGoogleが内容を判断するための材料が増えるため、SEOの観点からはプラスの影響があると考えられています。ただそれも、実際の訪問者が読んで必要なアクションを取れる範囲内での話です。今回のケースでは、よく推敲して文字数を減らすことを考えてもいいかもしれません。
P.S.
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この記事の筆者
住太陽(すみ もとはる)
SEOコンサルタント。SEOには1999年から従事しており、一貫して「中小企業が自社で取り組むSEO」を提唱、2002年には国内初となるSEO解説書を執筆したほか、多数の執筆や講演をこなしている。また公式サイト「ボーディーSEO」 でSEOのハウツー情報を無料で提供している。
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渡辺 淳子(わたなべ じゅんこ)
IT系の雑誌・書籍・デジタルコンテンツの編集・制作・プロモーションを経て独立。Bright Mediaデザイン研究所を設立し、紅茶のECサイトリニューアル、オウンドメディアの編集長代行、就職サイトのプロモーションや解析レポート作成、Webメディアや書籍のライティング、編集などを手掛けている。
好きな言葉は「足下を掘れ、そこに泉あり」。丁寧に掘り進め、できるだけ奥に潜む泉を記事にしていきたい。
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