はじめてWEBエキスパート(専門家)コラム 今すぐ実践できる写真講座(全6回)

スマホカメラで猫ちゃんをかわいく! とっておきの撮影テクニック

「猫ちゃん写真のアイデアやかわいく撮るコツが知りたい!」というあなたに、3つのアドバイス。
※「はじめてWEB」は2020年10月13日をもってサービスを終了しました。

カメラマンの小坂 仁都美です。
この連載ではJimdoユーザーさんの写真に関する困りごとを解決していきます。

全6回シリーズの連載で、今回は第6回、とうとう最終回になってしまいました。
最終回の今回は「猫ちゃん写真のアイデアやかわいく撮るコツが知りたい!」という、ネコヨガサロンのオーナー、田島さんのサロンに伺ってきました!

田島さんは、サロンの猫ちゃんの写真をブログやSNSに使用して、お客さんとコミュニケーションをとっています。

スマートフォンでサロンの猫ちゃんを撮影している田島さんですが、悩みは

  • 長年、猫を撮影していて、同じような写真になってしまう。
  • 動いている猫ちゃんを撮ろうとすると、ブレてしまう。
  • もっとかわいく撮るコツが知りたい。

ということでした。

写真を見せていただくと、かわいい猫ちゃんの写真がたくさん。
さすが、猫ちゃんのことをよくご存知なので、いろんな表情がよく撮れていました。

それでも、「もっとかわいく…」とお考えの田島さん、スマホカメラ撮影のテクニックやちょっとしたコツをアドバイスし、一緒に撮影してみました♪

猫ちゃん写真のアイデアや可愛く撮るコツが知りたい!

いつも撮影している感じで田島さんに撮影していただきました。

これはこれでいいのですが、ちょっとインパクトに欠ける感じがしますね。
そこで、3点アドバイスさせていただきました。

  1. カメラアングルにひと工夫
  2. スマホカメラで動きの早い猫ちゃんを撮る方法
  3. 便利グッズを活用しよう

一つ一つ撮影してみました。

1.カメラアングルにひと工夫

ついカメラを構えたところでシャッターを押してしまいますが、アングルを変えると見える世界が違ってきます。

スマホカメラのレンズを床すれすれにして、撮影していただきました。

レンズが下になるように構えたことで、目線が下に。普段見られない猫ちゃんのアングルですね。

縦の写真を撮影する時は、普通に撮影するとレンズはスマホの上部に来ますが、それを上下逆に構えて、レンズを床により近くします。

もう一枚。

上下を逆にしていることで、表示が逆になるのですが、後で回転すればOKです。
逆光で、ピントが合いにくく、顔が暗くなってしまうので、シャッターを押す前にしっかりと、画面上の猫ちゃんにタッチしました。

床部分も入れることで、猫ちゃんに見下ろされているように見えますね。

今度は真上のアングルに挑戦。

真上を向いた猫ちゃん。
猫じゃらしを操って、なるべく俯瞰になるように撮影しました。

被写体に対して、カメラの構える角度を変えるだけで、全然違う写真になります。
地面すれすれから、真上まで、いろんな角度からカメラを構えてみると新しい発見がありますよ。

2.スマホカメラで動きの早い猫ちゃんを撮る方法

室内で動きの早い猫ちゃんを撮影すると、猫ちゃんがブレて写ってしまいます。
光の量が足りなくて、シャッタースピードが猫ちゃんの動くスピードより遅いからです。

それに、ピントを合わせるのも、シャッターチャンスも大変ですよね。

この状況下で猫ちゃんがじゃれている様子を撮影するには、窓を背景にし、シルエットで撮影してみました。

逆光の状態で明るいところに露出を合わせると、猫ちゃんはシルエットにすることができます。また、シャッタースピードも早くなります。

普通に撮影すれば右の猫ちゃんはブレてしまいますが、シャッタースピードが早くなったことで、ブレることなく撮ることができました。

あとはピントとシャッターチャンスですが、座っている状態の時に長押しで、ピントを合わせておきます。この状態から猫ちゃんが上下左右に動く分にはピントは外れません。猫ちゃんがカメラからの距離で前後に動いてしまったら、ピントが外れてしまいます。

ピントを長押しで固定した状態で、「動きそう!」と思ったらシャッター長押しで連写をします。

田島さんが猫ちゃんの扱いに慣れているからこそ撮影できます。
田島さんが猫じゃらし、私がカメラ。
汗をかきながら…2人で撮影しました。笑

スマホカメラで、猫ちゃんもしっかり写っていて、動いているところが撮りたい、という場合はお天気のいい日に野外でチャレンジしてみてください。

3.スマホカメラは道具で遊ぼう

スマホカメラに付けるレンズがたくさん販売されています。
使用することで表現の幅が広がります。

スマホカメラは広角レンズが採用されているので、近くによって撮影すると、周辺がゆがんだ写真になります。猫ちゃんの顔を歪ませず、アップでスタイルよく撮影したい!という場合には望遠レンズを使用してみるのがお勧めです。

「スマホカメラ レンズ」で検索すると、たくさん出てきます。
お手頃価格で、新たな表現が楽しめます。

もう一つ、便利な道具。

猫ちゃんが高いところに行った時の撮影に苦労されていた田島さんですが、これは自撮り棒で解決です!

新たな道具に不思議そうな表情の猫ちゃんでした。

以上、3つの点

  1. カメラアングルにひと工夫
  2. スマホカメラで動きの早い猫ちゃんを撮る方法
  3. 便利グッズを活用しよう

を実践してみました。

いかがでしょうか。
これからの写真はもっといろいろな発想で撮影できそうだと思いませんか。

余談になりますが、田島さんはカメラは持たず、スマホカメラだけで撮影されています。

とっても可愛い猫ちゃん達…
かわいい猫ちゃんを前にカメラ小僧と化した私が、一眼レフカメラで撮影してみました。

同じ状況で私のiPhone6でも撮影してみました。

スマホアプリで加工すれば、もっとよくなりますが、一眼レフカメラのふわふわ感、目の輝きは再現が難しそうです。

スマホカメラでは厳しい状況も一眼レフカメラなら綺麗に撮れる、ということもあります。
知識をつければ、表現したいように撮れるのも一眼レフの魅力です。

「もっともっと!」となった時には、是非電気屋さんに足を運んで、いろんなカメラを手に取ってみてください♪ 自分のお気に入りのカメラがきっと見つかるでしょう。

最後に…
「今すぐ実践できる写真講座」をお読みいただき、ありがとうございました。
全6回、無事に書き終えることができました。

取材にご協力いただいた方々、メッセージをくださった方々、本当にありがとうございました。

写真がきっかけでお客さんが増えたり、新たなご縁を運んでくることがあります。この連載を読んだ方が、何かヒントを得て、実践し、新たな出会いに恵まれていたら!とても嬉しく思います。

ありがとうございました。

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このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。

※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました

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