ブログやSNS用にスマホで物撮りは、ちょっとした工夫で劇的に改善!
カメラマンの小坂 仁都美です。
この連載ではJimdoユーザーさんの写真に関する困りごとを解決していきます。
第5回の今回は「お酒のラベルをキレイに撮りたい!」という、Jimdoユーザーでもある中澤さんの酒屋に伺ってきました!
ブログやSNSで、入荷したお酒を紹介するときや、店内でのポップに使うとき、ラベルをキレイに撮影したいそうです。
スマートフォンでお酒のラベルを撮影している中澤さんですが、悩みは
- 瓶にいろんなモノが写り込んでしまう。
- 美味しそうに撮れない。
- どうすればいいか分からないから、その時々でなんとなく撮っている。
ということでした。
お酒のラベルをきちんと撮影したい!
いつも撮影している感じで中澤さんに撮影していただきました。
中澤さんがおっしゃるように、写り込みがたくさんで、肝心のラベルもよくわかりませんね。
背景に床も写っていて、美味しそう!良さそう!とはあまり思えない。
日々の多忙な業務の中でも、サクッときれいにラベルを撮影できるように、改善していきましょう。
簡易撮影スペースを作りました。
かさばらず、すぐ出せて、すぐ片付けられる、仮物撮りスペースです!
- 背面用に板をたてて、A3のコピー用紙をたらしました。
- 横からの写り込みを遮るため、A3サイズくらいのスチレンボード2枚を支えあうように立てました。
- 前の写り込みを遮るため、前の上部分にコピー用紙をたらしました。
※被写体のビンはこの三角の中に入っています。
スチレンボードとは発砲スチロールボードの両面に上質紙が貼ってあるボードのことですが、代用できるものがあれば何でもいいです。段ボールに紙をはってもOK。ただし、目的は写り込みを遮ることなので、色のついた紙をはると、その色が写り込むので、白か黒にしましょう。
こちらでもう一度中澤さんに撮影していただきました。
POINT
- ぶれないように三脚を使用。
- グリッドを表示し、垂直の目安にする。
- 画面の被写体にタップし、ピントをしっかり合わせます。
写り込みがなくなり、しっかりラベルが見える写真になりましたね。
スマホなので、編集も手軽にできます。
気になる部分はアプリを使って編集しましょう。
この写真で気になるのは
- 下にいくほどすぼまっている
- 少し傾いている
- 少しぼやっとしている
これらの点を解決するために、使用するアプリはこの連載の第1回でも使用した”snapseed” 無料です。
- 下に行く程すぼまっている →「変形」ツールで「垂直方向の視点」を選択し、調整します。
- 少し傾いている → 同じく「変形」ツールの「回転」を選択し、調整します。
「ラベルを見せたい」ということだったので、「切り抜き」ツールで、ラベル部分だけ切り抜きました。
- 少しぼやっとしている →「画像調整」ツールで「コントラスト」を高くし、「ディテール」ツールで「シャープ」を強くしました。
これらの手順で編集すると…
すっきり、くっきりしました。
同じスマホカメラでもシチュエーションを整えて撮影すると、このように写真が変わります。
仮設撮影スペースを作ってしまえば、ラベルを何本かまとめて撮影したい時にも次から次へとテンポ良く撮影できます。
全てぺちゃんこに片付けられるので、さっとしまうこともできます。
サクサク撮影して、美味しいお酒をたくさん紹介していってください。
この連載ではJimdoユーザーさんの写真のお悩みを実践型で解決していきます。
写真でお困りのことがありましたら、是非ご相談ください!
このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
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