クイズ「どちらのWebデザインが良い?」――『WordPressの教科書』筆者が語る“良いデザイン”と、WP制作者が得するhpbマーケットプレイス

「ビジネスサイトの良いデザイン」の考え方と、WPテンプレートを販売できる「hpbマーケットプレイス」について
プライム・ストラテジー株式会社 2013/12/19 17:30 |
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クイズです。各問2つのサイトデザインから、どちらが「良いデザインか」を答えてください。すべて正解した方は……。 (記事の最後には、『WordPressの教科書2』の読者プレゼント情報もありますので、ぜひ最後までご覧ください)

問1

新しくオープンした美容室のサイトです。30代女性が主な想定顧客層で、隠れ家のようなリラックスできる空間が売りです。あなたならどちらを選びますか?

デザインA
デザインB
問2

ITスタートアップ企業で、事業内容はBtoBの受託でのWebシステム開発です。現在は融資を受けることが重要目標です。どちらのデザインが良いでしょうか?

デザインA
デザインB
問3

あなたは親戚の経営する和食店のサイトについてデザインを選んでいます。どちらが適切でしょうか?

デザインA
デザインB

『WordPressの教科書』の著者が解説!
ユーザーの利用シーンを考え、目的に合ったわかりやすいデザインを

問1の解説 ―― 30代女性向けの隠れ家的美容室に合うデザインは?

筆者の考える正解は「デザインA」です。

これは、多くの人がすぐに正解したでしょう。デザインBは猫好きの人には喜ばれる可愛いデザインかもしれませんが、サイトから業種が想像できません。また、デザインのコンセプトがなく、「主に30代女性のための、隠れ家的美容室」というイメージがまったく伝わりません。

さらに言うと、ナビゲーションも不足しており、今後コンテンツを増やしていったとしても、そのコンテンツにたどり着いてもらえません。

ビジネスサイトを作る際に肝心なのは、コンセプトです。同じ「美容室のサイト」でも、立地や客層、お店の雰囲気などが違えば、適切なサイトのデザインも、好まれるデザインも変わります。デザインを考え始める前に、まずは次のような前提条件を整理しましょう。

  • ターゲットとなるユーザー層
    男女比、年齢層、ファッションの好みやよく読む雑誌、立地 など

  • サイトに掲載する必要のある情報
    美容室であれば、営業時間、料金、店員紹介、予約方法、店舗情報、休業日など

  • それ以外に掲載したい情報
    お店のコンセプト、物販、ブログ など

もう1つ、そのWebサイトで達成したいビジネスゴールを定めることも、決して忘れてはいけないことです。ビジネスゴールとは事業に関係する目的ですから、「ページビュー数が多くなる」「訪問者数が多くなる」といったことではありません。たとえばECサイトならば「Webサイトを通じた販売売上を向上させること」がビジネスゴールです。

美容室ならば、Webサイトのビジネスゴールとしては「Webサイトを見ての来店数の向上」「電話やWebサイト経由での予約数の増加」などがありますし、予約システムなどがあれば「顧客対応コストの節約」や「時間外でもオンラインで予約できる利便性による顧客の定着」などが考えられます。ヘアデザインのカタログを充実させて店内ではタブレットでそれを見られるようにすれば「カット時のイメージ説明のスムーズ化」もできるかもしれません。

このように「どうなれば、そのWebサイトが成功したと言えるのか」を設定しなければ、「良いデザインだったかどうか」は客観的には判断できないのです。

また、簡単なものでもよいので「ペルソナ」と呼ばれるものを作って、Webサイトを訪れる人をイメージできるようにしてみることもお勧めします。

ペルソナとは「誰のためのデザインか」を明確にすることで、ユーザーの潜在的な要望を浮かび上がらせて具体的に共有し、設計やデザイン、評価に役立てるものです。

本来は実際のユーザーを調査して作成するものなのですが、まずは、顧客をよく知る事業主にヒアリングして簡易的に作るところから始める場合もあります。たとえば次のようなものです。

簡易的なペルソナの例
  • 田中紗耶香さん 35歳
  • 横浜市内に在住
  • 夫、子供(6歳)との3人家族、マンション住まいで小型犬を飼っている
  • 趣味はアウトドア
  • 3年前に仕事に復帰、コールセンターで時短勤務中
  • 服装はシンプルでカジュアルがモットー
  • ファッション雑誌はVERYを購読している

美容室はここ数年変えていないが、そろそろ別の髪型に変えてみたい。
今は少しウェーブがかったロングヘア。カラーリングも定期的に行っている。
美容室を決めるときは、初めは必ず女性の店長にカットを頼むことにしている。

問2の解説 ―― 融資を受けたいWebシステム会社に良いデザインは?

筆者の考える正解は「デザインA」です。

デザインAは、都会的な建築物と「誠実さ」をイメージさせるブルー系の配色でシンプルにまとめています。対するデザインBは、どちらかというと軽快なイメージとカラーリングです。

デザインBのナチュラルな色味は、インテリアや不動産系のサイトであれば適していると考えられますが、今回はIT系企業のサイトですから、合うかどうかはコンセプト次第です。

ここで大切なのは、問いにあった「現在は融資を受けることが重要目標」という項目です。融資担当の人に、BtoBの受託でWebシステム開発を行う企業としての知的で堅いイメージを与えたいというゴールに照らし合わせると、デザインAのほうが適切だと思われるのです。

ちなみに、BtoB事業としての成果を伸ばすというゴールを考えると、地図やヘッダーに電話番号を載せるなどして問い合わせへの動線を意識したり、さまざまな業種の事例を掲載したりしていくのが効果的でしょう。

問3の解説 ―― 和食店に適したデザインやポイントは?

筆者の考える正解は「デザインA」です。

最大の理由は、一目で和食店だとわかるデザインとメインビジュアルだからです。デザインBのメインビジュアルでは、和菓子店と間違えられてしまうかもしれません。

飲食店のサイトをデザイン面で考えるときは、何よりも「料理が美味しそうに見えるサイト」であることが重要で、特に画像の質がポイントとなります。とはいうものの、よく撮れている写真だからといって素材集の画像を掲載するのは、実際のメニューと異なるなど不評を買うことにもつながります。できれば、どんなデザインであっても、プロのカメラマンに料理の写真を撮ってもらって、それを使うのがいいでしょう。

デザインAもデザインBも和のイメージに合っており、縦書きのキャッチコピーが雰囲気に合っていてお店のイメージを伝えるのには良いですから、デザインBもメインビジュアルを和菓子の写真から和食の写真に変えれば、実際には勝負は五分だと言えるのかもしれません。

ちなみに、飲食店のWebサイトをデザインする際には、お店のコンセプトに合わせて書体(フォント)や色使いなどに注意しましょう。Webサイトから受けるイメージと実際の店舗に行ったときに受けるイメージにギャップがないようにデザインするべきです。

文:プライム・ストラテジー株式会社

◇◇◇

いかがでしょうか。『WordPressの教科書』の著者からのクイズにすべて正解した方は、ビジネスWordPressサイト向けの「良いテンプレート」を作れる方でしょう。もしかしたら、あなたの作ったWordPressテンプレートを、オンラインで販売して利益を得られるかもしれません。

とは言ってもオンラインでテンプレートを販売したり、顧客対応をしたりするのは面倒だと感じるかもしれません。そんなあなたに、良い「場」があるのです。

それは、「ホームページビルダー18」のユーザーとWordPressサイト制作者向けに開設された「hpbマーケットプレイス」です。

WordPressでサイトを制作できるあなたなら、
hpbマーケットプレイスでテンプレートを自動販売できる!

hpb マーケットプレイス
hpb マーケットプレイス

クイズで紹介したデザインは、hpbマーケットプレイスで販売されている、ホームページビルダーで使えるWordPressテンプレートの一例です。

ホームページビルダー18のパッケージには、豊富なテンプレートが同梱されています。しかし、Webサイトのデザインというものは、やはり自社に合わせてこだわりたくなるものです。

そんなホームページビルダーのユーザーは、hpbマーケットプレイスを通じて、さらに多くのデザインテンプレートから良いものを選んで購入し、それをホームページビルダーの編集画面からすぐに利用できるのです。

マーケットプレイスにはさまざまなカテゴリが登録されており、たとえば美容室でも、ガーリッシュなデザインや男性向けデザインなども含めたさまざまなWordPressテンプレートが用意されていて、自由に探して選べます。

そして、WordPressサイト制作を行う制作会社やデザイナーの方にとっては、hpbマーケットプレイスは「自分が作ったWordPressテンプレートを販売できる場所」でもあるのです。

hpbマーケットプレイスで販売するWordPressテンプレートは、PHPの知識がなくても「_hpb」と呼ばれるテーマをベースにCSSや画像を作るだけで作成できます。

つまり、WordPressテンプレートを作れる人であれば、hpbマーケットプレイスのDeveloper Programに登録すれば、hpbマーケットプレイスを通じて自分のテンプレートを販売できるのです。テンプレートが購入されると売上の70%が制作者に支払われます

現在、hpbマーケットプレイスに登録されているWordPressテンプレート数は80点ほどですが、世の中にはさまざまなビジネスがあります。あなたもユーザーのニーズに合ったテンプレートを作れば、新たなビジネスチャンスにつなげられるのです。

ホームページビルダーを使ってWebサイトを作っているビジネスユーザーは増え続けており、代表的なユーザーとしては、たとえば中小企業のWeb担当者、官公庁や学校の事務職員、士業・師業の従事者、ボランティア関係者、個人商店の店主などが挙げられます。

こうしたユーザーのニーズは、「できるだけオリジナルのデザインにしたい、でも自分ではデザインは無理なので、イメージにできるだけ近いデザインを選んで好みにカスタマイズしたい」というものなのです。

ホームページビルダーで高品質なWordPressサイトが作れるようになった今、ホームページビルダーのユーザーに向けてテンプレートを販売できるhpbマーケットプレイスに、制作会社の新たなビジネスチャンスがあると思いませんか?

さらに、マーケットプレイスでテンプレートを通じたテンプレート販売ならば、ホームページビルダー自体の操作に関するサポートなどはジャストシステムが行ってくれるので手離れが良いことも、制作会社にとっては大きなメリットです。

hpbマーケットプレイスであなたのWordPressテンプレートを販売するための「Developer Program」への登録は、ジャストシステムの特設サイトにて受け付け中です。

Developer Programの紹介
Developer Programに登録

※hpbマーケットプレイスと、テンプレートを作ってマーケットプレイスで販売するまでの大きな流れについては、以下の記事でも解説していますので、そちらもご覧ください。

『WordPressの教科書2』著者陣から、WordPress制作者のあなたに

『WordPressの教科書2』の執筆を一部担当し、ホームページビルダー用のWordPressテンプレート制作にも携わった、プライム・ストラテジー株式会社の大曲仁氏(執行役員CTO)は、「hpbマーケットプレイス」について次のように語っています。

大曲 仁 氏
大曲 仁 氏
プライム・ストラテジー株式会社

WordPressには公式テーマディレクトリというものがあり、登録されている2000以上のテーマを自由に利用できます。WordPressを使いこなしている方ならば、自分に合ったテーマをそうした場所で探せるのですが、「登録されているのは海外で作られたものが大半なので、国内向けのサイトに合うテーマは少ない」という声も聞きます。

実際、登録されているテーマはブログ向けのものがほとんどで、日本のビジネスWebサイトに適したデザインテイストのものは、そう多くはありません。

技術的なスキルのある方ならば『WordPress教科書2』などを参考にしながらテーマを制作することもできます。しかし、そうしたスキルのない方や、自分で作る時間をとれない方で、より自社のビジネスにマッチしていてゴールを達成しやすいデザインを求めている方にとって、選択肢が増える「hpbマーケットプレイス」という仕組みは有用な場になるでしょう。

WordPressのテーマを初めから作るのはある程度技術と時間を要しますが、『hpbマーケットプレイス』を使えば初心者でも納得の行くサイト作りができると期待しています。

(大曲氏)

また、大曲氏と同様にホームページビルダーのWordPress対応のプロジェクトに参加したプライム・ストラテジー社のメンバーも、hpbマーケットプレイスに期待の声を寄せています。

私もこのプロジェクトに参加していたのですが、ホームページビルダー向けのWordPressテンプレートを作るにあたっては、ユーザーがさまざまな条件で使うことを想定してレイアウトをし、テストを行って、汎用的に使えるように工夫しました。

一定の条件はありますが、これらのテーマは、「_hpb」を使ったデフォルトテーマをCSSでカスタマイズするだけでレスポンシブなテーマを実現しています。

多くのWordPress制作者の方がさまざまな業種のテンプレートを作り出し、hpbマーケットプレイスを通じて世に出て行くことで、さらに「ビジネスに役立つ良いテンプレート」が増えていくのを楽しみにしております。

(相原氏)

業種ごとのデザインを作るにあたっては、汎用的に使えることもそうですが、自分が「これなら使いたい!」と直感的に思えるデザイン心掛けて制作を行いました。

ホームページビルダーのユーザーにとって、選ぶ楽しみが増えると新バージョンはますます盛り上がっていくと思います。そして、制作者の輪もWordPressコミュニティのように、どんどんと広がるのを期待しています。

(竹腰氏)

個人でも制作会社でも、『hpbマーケットプレイス』に登録すれば、自分が作ったWordPressテンプレートを配布して収益化できると知って、「ホームページビルダーも進化しているんだなぁ」と改めて実感しました。

最初に「ホームページビルダーでWordPressサイトを作れるようになった」と聞いたときは、制作会社のWordPress関連の仕事が減ってしまうのではないかとも思いましたが、実際にはその正反対でした。多くのホームページ・ビルダーユーザーに対してテンプレートを販売できる場ができたというのは、すばらしいことだと思います。

(八本氏)

ホームページビルダーがWordPressに対応した前バージョンから引き続きプロジェクトに携わっているのですが、今回は、前回にも増して、テンプレートのクオリティを磨きました。

というのも、ホームページビルダー利用者さんの、WordPress機能への期待が高くなっていると感じたからです。

苦労もありましたが、ホームページビルダー18の出来映えには満足していますし、さらにhpbマーケットプレイスを通じて選択肢の幅が拡がっていくのを楽しみにしています。

(土肥氏)

プライム・ストラテジーでは、WordPressテンプレートの制作者向けの情報発信やセミナーなども予定しており、直近では「セキュリティ重視のビジネスサイトをWordPressで作るためのセミナー」(1/16福岡、1/22東京、2/6大阪)の開催が決定しています。

●読者プレゼントのお知らせ
本記事の筆者が執筆した書籍 『本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書2』 を、Web担の読者さん3名さまにプレゼントします。ふるってご応募ください。

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用語集
CSS / PHP / WordPress / hpb マーケットプレイス / ディレクトリ / ナビゲーション / ページビュー / ホームページ・ビルダー / 訪問者
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