2.メールマガジン登録フロー作成時のポイント
2.メールマガジン登録フロー作成時のポイント
メールマガジン配信を行う場合には、ユーザーがメール会員に登録するための画面遷移が必要となります。メールアドレスを取得するフローにおいて、取り入れたいポイントをご紹介します。
2-1 迷惑メール対策に負けない工夫
特に最近では、各キャリアが迷惑メール対策を積極的に行っていることもあり、メールマガジン購読者の約6割が何らかの迷惑メール対策を行っているという結果が出ています(IMJモバイル調査結果より)。
迷惑メール対策は主に、各ユーザーが登録したドメインやメールアドレスのみ受信可能とする設定と、特定のドメインやメールアドレスを受信拒否として登録する設定があります。特に登録したドメインやメールアドレスのみ受信可能という設定をしている場合、ユーザー自身で設定を変更してもらわない限り、メールマガジンの登録確認メールさえも受信できません。
そのため、メールマガジンの登録フローに進む前に、迷惑メール対策をしているユーザーに対して正常にメール受信を行うための説明はもちろん、登録するメールマガジンの送信メールのアドレスやドメインを表記しましょう。携帯端末のコピー機能を利用して簡単にアドレスやドメインをコピーできる仕組みを取り入れられると、さらにいいでしょう。公式サイトの場合は、リンクをクリックするだけでドメイン設定画面に直接ドメインが登録される仕組みを提供していますので、ぜひ利用しましょう。
2-2 事前に確認する事項について
メールマガジンを配信するためにはメールアドレスの取得が必要ですが、メールアドレスは個人情報となるため、ユーザーがメール会員登録フローに入る前に必ずプライバシーポリシー(個人情報保護方針)や利用規約を表示し、同意を得てから登録を行ってもらう必要があります。登録前には必ず、これらの説明ページへのリンクを設けるようにしましょう。
同意を得る方法としては、登録前に「了承する」というチェックボックスを設ける方法や、登録リンク自体の文言を「同意する」などにする方法があります。いずれもユーザー自身が同意を得て登録を進めていることがわかりやすい表示として有効です。スムーズに登録フローのステップが進められるようにしましょう。
2-3 空メール登録させる際の注意点
メールアドレスの取得方法として空メール送信が主流となってきています。ユーザーのメーラーが立ち上がった際に迷うことなく送信ができるように、メーラー立ち上げ前の画面で説明を入れることはもちろん、立ち上がったメールの本文内にも「そのままメールを送信してください」など次のアクションを明確にユーザーに伝えましょう。
空メール送信でメールアドレスを登録させる場合、ユーザーがメールを送信した後に登録用のURLが記載されたメールが返信されるという流れが大半です。ユーザーには登録までの流れとして、メールを送信した後に登録用のURLが記載されたメールが返信されることを説明し、ユーザーが安心して登録フローを進んでいけるように配慮しましょう。
空メールを送ったユーザーに返信が届かない場合は、2-1で説明したように、そのユーザーが何らかの迷惑メール対策を行っていることが考えられます。返信が届かなかった場合にユーザーが登録を断念してしまわないように、対処方法を明記したFAQページを用意するなど、ユーザーの疑問を解決するような配慮を各ページに設けましょう。
2-4 登録時の注意点
ユーザーからメールアドレスを取得した後、最終的な登録完了までにユーザーの個人情報を入力してもらう場合は、入力内容を必要な情報のみに厳選しましょう。必要以上に個人情報の登録項目数が多いと、登録が完了する前に断念してしまうユーザーは少なくありません。そのため、登録完了前に情報の入力をしてもらう場合には、必要な情報のみを入力させ後からユーザーが内容を追加・修正できるよう配慮しましょう。
また1つのサイト内で複数のメールマガジン種類がある場合、選択する種類がたくさんあると大量のメールマガジンが配信されるイメージをユーザーが持ってしまい、登録事態を躊躇してしまうケースも考えられます。まずはユーザーの興味を持ったメールマガジンに登録をしてもらい、後から追加登録ができるようなフローにするなど、登録しようとしたユーザーをスムーズに登録完了まで導けるように工夫しましょう。
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