短時間リフレッシュで仕事の効率UP
仕事の合間や自宅で、短時間でできるリフレッシュ法やエネルギー充填法を紹介。疲れたとき、気分転換したいときなど、いつでもピットイン!
- TEXT:加藤さこ
- ILLUST:田中斉
腰痛の要因はデスクワークに限らず、立ち仕事や長時間の車の運転、女性の場合はヒールの高い靴など、さまざまです。人間が進化して2足歩行を始めたことで、腰痛という宿命は避けられないものだといわれています。
しかし、腰痛になりやすい人と、なりにくい人がいるのも事実。違いは骨盤の傾き加減、腰周りの柔軟性と下半身の筋力にあるようです。今回は、腰痛になりにくくするように骨盤の傾きを正常にする体操を紹介していきます。
まずは姿勢チェック。正しいと思う姿勢で立ってみてください。その姿勢を保ったまま肋骨の一番下の骨を親指で触ります。次に、その下にある腰の骨を他の指先で触れてみます。腰の骨が前に出ていたり、引っ込んでいる場合、腰に負担をかけている立ち方になっているのです。正しい姿勢は、肋骨の上にまっすぐ骨盤が乗る、骨だけで考えると、前に板を当てたらピッタリ揃うような位置関係になります。
骨盤周りに柔軟性がないと反り越しになりやすく、血行も悪くなります。ストレッチで少しずつ矯正して腰痛を撃退しましょう。
柔軟性を高める骨盤体操
01 胸を中心に前後運動
足を開いて骨盤を固定し、胸を突き出すように前に。次に胸を引っ込めるように後ろへ。上半身だけを動かす。
02 胸を中心に左右運動
次に下半身をその場に残したまま、左右に胸を移動させる。腰が動きに釣られないように注意!
03 胸をグルッと回す
今度は同じように下半身を固定したまま、上半身だけを右からゆっくりと回す。元の位置に来たら左も行う。
04 骨盤だけ前後に動かす
上半身は動かさず、骨盤を前に突き出すように、ゆっくり前傾。次に、腰を反り過ぎないように後ろに引く。
05 骨盤だけ左右に動かす(1)
同じく上半身は固定して、わき腹を縮めるように腰を左右に動かす。肩の位置が落ちないように注意!
06 骨盤だけ左右に動かす(2)
今度は腰を右からゆっくりグルッと回し、元の位置に来たら左から。肩は常に平行を保って腰だけを動かす。
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