クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART(エビスマート)」などを展開するインターファクトリーは10月14日、クレジットカード業界の国際的なセキュリティ基準であるPCIデータセキュリティ基準(PCI DSS)の「PCI DSS v4.0.1」に準拠した認定の更新を完了したと発表した。
「EBISUMART(エビスマート)」など各サービスにおいて、強固なクレジットカード情報の保護体制を確立することで、EC事業者とそのユーザーが安心してオンライン取引ができる環境を提供していく。
「PCI DSS」は、クレジットカード会員データの保護を目的に国際カードブランド5社(VISA、Mastercard、JCB、American Express、Discover)が設立したPCI SSC(Payment Card Industry Security Standards Council)が策定した、クレジットカード情報を安全に取り扱うためのセキュリティ基準。「v4.0.1」はサイバー攻撃の高度化に対応するため、要件が大幅に強化された。
インターファクトリーはECプラットフォーム提供会社として、EC事業者とユーザーの双方にとって安全な取引環境を提供することを最優先に2月、「PCI DSS v4.0.1」へ準拠。年次審査でも認定を更新し、インターファクトリーが提供するECプラットフォームを導入している事業者は、不正アクセスや情報漏えいのリスクを最小限に抑えた環境でECサイトを運営でぉり。
なお、インターファクトリーの「EBISUMART」は「PCI DSS v4.0.1」への準拠に加え、さまざまなサイバーリスクを想定し、多層的かつ全方位型のセキュリティ対策を実施している。

インターファクトリーではさまざまなセキュリティ対策を実施している
1. クレジットカード情報保護と改ざん対策
ECサイトのクレジットカード情報入力画面を、PCI DSS準拠の環境に配置できる。また、テンプレートファイルの改ざん検知などの対策で、サイトの安全性を高めている。
2. 脆弱(ぜいじゃく)性管理
「EBISUMART」など各サービスの標準環境で、定期的な脆弱(ぜいじゃく)性診断を実施し、最新のセキュリティ状態を維持している。
3. アプリケーション保護
Webアプリケーションに特化したセキュリティシステムであるWAF(Web Application Firewall)を無償で提供。外部からの不正な攻撃からサイトを保護する。高度化・巧妙化する新たな脅威に対しても、常に先手を打つ防御体制を構築し、安心して利用できる環境を維持・拡充している。
セキュリティは単なる技術的対応ではなく、サービスの土台として「当たり前のことを、当たり前にやりきる」ことから始まる。その積み重ねが、信頼を生み、ビジネスの可能性を広げていくと考えている。不正アクセスや情報漏えいのリスクが高まる今、セキュリティが担保されたシステムを選ぶことは、ビジネスの安定と信用の維持に直結する。変化の激しい時代だからこそ、安全性の確保は揺るぎない価値です。今後も、変化と創造、その先にある可能性を見据え、ただ「守る」だけでなく、安心・安全性を土台として事業者様の挑戦を後押しするパートナーであり続けたいと考えている。(インターファクトリー 取締役 クラウドコマースプラットフォーム事業責任者 兼井聡氏)
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オリジナル記事:インターファクトリー、国際的セキュリティの最新基準「PCI DSS v4.0.1」準拠の認定更新
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