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反転幾何を利用した、アポロニウスの問題(CCP)の解までの作図手順」 からご覧ください。
1つの点を通り、2 つの円と接する円は、一般には以下のように4 つの解(青円)がある。この問題の解の作図を反転幾何を利用して解くことができたので、紹介する。こちらも手順数から言えば、反転幾何を利用する方が簡単ということにはならなかった。
・1つの点を通り、2 つの円と接する円の作図(133手順)
条件:交わらない与円C1, C2(円の中心点C1, C2は既知とする)、両円の外側にある点Aが与えられている(赤表示)
解の数:一般解は 4つ
方針(反転の使い方):点Aを中心とした適当な円を反転円とし、二与円を反転転換させる。その上で二つの円の接線の接点を引く。この直線は無限遠を通る円と考えてもよい。そしてこの「円」は2円に接しているので、反転させれば元の2円に接する円になるはず(反転の性質から)。また無限遠を反転変換すると、反転円の中心になるのだったので、共通接線の接点を反転すると、反転円の中心点Aと併せても求める円の円周上の3点が決まる。よって、この3点を通る円を描けばよい。
作図手順:第一段階:二与円の反形を描き、その2円の共通接線を引く(97手順)
①Aを中心とする反転円Aを描く(1)
②円C1(左図赤円)を反転円Aで反転させた円C1'(左図青円)を描く(26)
(「反転先の作図パターン」ページの「反転の中心を通らない円(反転円の外側にある)の反形の作図」を参照のこと)
③円C2(左図赤円)を反転円Aで反転させた円C2'(左図青円)を描く(26)
④円C1' と円C2' の共通接線m1, m2, m3, m4(右図青線)を引く(44)
(「
基本作図パターン集」ページの「2 円の共通外接線を引く」と「2 円の共通内接線を引く」を参照のこと)
第二段階:求める円の一つ(接線m1の場合)を描く(9手順*4パターン)
接線m1の場合の2円との接点をT1, T2とする
①直線AT1を引き、円C1との交点をB1とする。これがT1の逆点になる(1)
②直線AT2を引き、円C2との交点をB2とする。これがT2の逆点になる(1)
③A,B1,B2を通る円C3(青円)を描けば、それが求める解円の一つになる(7)
(
PPP問題のページを参照のこと)
後は、第二段階の接線m2, m3, m4の場合を同様に行えばよい。それぞれ対応するm,T,B,C のセットを次のように書きかえれば良い。(m2,T3,T4,B3,B4,C4),(m3,T5,T6,B5,B6,C5),(m4,T7,T8,B7,B8,C6)。それぞれ青円が目的の解円として、図だけ列挙しておくことにする。
