オルビスは、ユーザーから回収した使用済み容器・ボトルの製造過程で排出されるプラスチックの端材、試作品容器などを「スパチュラ(ヘラ)」に再生し、ユーザーに還元するリサイクルプログラムを開始した。
使用済み容器などから約1万8000本の「スパチュラ」を生産
リサイクルプログラムは、省資源・資源循環に向けた活動の1つ。2023年1月から、オルビスの体験特化型施設「SKINCARE LOUNGE BY ORBIS」で使用済み容器などの回収を開始し、約1万8000本の「スパチュラ」(スキンケアシリーズのクリームなどを注文した際に無料で注文できるヘラ)の生産につながった。
オルビスの直営店または公式オンラインショップで「スパチュラ」を申し込んだ際、再生プラスチックで作った「スパチュラ」を配布する場合がある。
化粧品ボトルの原料を利用した再生プラスチックの「スパチュラ(ヘラ)」(左)と従来の「スパチュラ」(右)
使用済みのオルビスのスキンケア容器・ボトルは「SKINCARE LOUNGE BY ORBIS」で回収している。回収対象はオルビスのローション(化粧水)、モイスチャー(保湿液)のボトル。1回の容器回収につき「オルビスポイント」を50ポイント付与する。
「SKINCARE LOUNGE BY ORBIS」に設置している回収用ボックス
環境配慮とユーザーへの還元の両立をめざす
オルビスは、創業当時から「地球に生かされている私たち」という考えのもと、詰め替え用商品の販売、簡易包装を徹底してきた。2002年からは山梨県を中心とした「甲州市・オルビスの森」などの環境保全活動などを実施している。
環境問題に対してオルビスが実施可能なアクションを改めて検討し、「商品のリニューアルで捨ててしまうのがもったいない」というユーザーの声から化粧品容器に着目。ユーザーも使用できる「スパチュラ」にリサイクルすることで、環境配慮とユーザーへの還元をめざしたリサイクルプログラムの開始に至ったという。
再生プラスチック原料の「スパチュラ」について
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オリジナル記事:オルビス、使用済みスキンケア容器を「スパチュラ(ヘラ)」にリサイクルする施策を開始
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