マイボイスコムが5月29日に公表した「オンラインショッピングの利用」に関するインターネット調査の結果によると、ECサイト利用者の利用時の重視点は「送料が安い・無料」「商品価格」「豊富な品揃え」が6~7割、購入場面は「価格が安い」が6割だった。
調査はMyVoiceのアンケートモニターを対象に2024年4月1日から7日にインターネット調査を実施。9539人が回答した。
直近1年間にオンラインショッピングを利用したユーザーに、ECサイト利用時の重視点や購入する場面を聞いたところ、利用時の重視点は、「送料が安い・無料」「商品価格」「豊富な品揃え」が6~7割だった。
ECサイトで購入する場面は、「価格が安い」が63.9%、「たまったポイントで商品が買える」が42.9%、「クーポンやキャンペーンなどがある」「持ち帰りしにくいものを購入する」「配送料が割安」が3割強となった。いずれも商品価格や配送料に重きが置かれている。
直近1年間に通販を利用した手段は「インターネット(パソコン)」が77.0%と過去調査と比較し減少傾向。男性や高年代層での比率が高い。「インターネット(スマートフォン)」は全体では48.2%だったが、男性10代や20代、女性10~30代では各80%台となった。一方、男性の60~70代や女性70代は各2~4割と低い傾向。スマホ全体としては過去調査と比べて増加傾向にある。
20回にわたる調査でPC比率は減少傾向、スマホ経由は増加傾向に
直近1年間にPCでECサイトを利用したユーザーのうち、10回以上利用したのは5割強にのぼった。年齢別の傾向では10・20代や70代ではやや低くなっている。パソコンでのEC購入商品は、「食料品、飲料、アルコール」が52.7%、「衣料品」が42.9%、「書籍・雑誌・コミック」が34.5%となった。
PCからの食品類の購入は半数超に
男女別の傾向は、男性の上位3位は「食料品、飲料、アルコール」「パソコンなどコンピュータ関連機器」「家電製品、AV機器・カメラ、スマートフォン、携帯電話」。女性の上位3位は「食料品、飲料、アルコール」「衣料品」「化粧品、美容用品」。
直近1年間にモバイルでECサイトを利用したユーザーのうち、10回以上利用したユーザーは4割弱。女性の比率が高く、特に30~40代女性では「20回以上」が3割前後と利用頻度が高い。モバイルでEC利用したユーザーの購入商品は、「食料品・飲料・アルコール」「衣料品」が各4割強、「靴・バックなど衣類小物、装飾品など」「生活用品」が各3割弱となった。
モバイルからの購入では靴・バックや美容関連などがPC経由と比べて上位傾向に
PCと購入するものの順位と比較すると、「靴・バッグなど衣類小物、装飾品など」「化粧品、美容用品」は上位傾向にある。一方で「家電製品、AV機器・カメラ、携帯電話、スマートフォン」「パソコンなどコンピュータ関連機器」「書籍・雑誌・コミック」は下位となっていた。
調査ではこのほか、「オンラインショッピングサイト利用時の不満点」を自由記述で回答を募った。「検索の結果があいまい。望まない広告でいっぱい。」「型番などかなり絞り込んだワードで検索しても、類似商品が検索結果の上位に表示されて、間違えて買いそうになる。」など検索機能に関する不満などが集まった。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ECサイト利用時の重視点「送料が安い・無料」「商品価格」「豊富な品揃え」が6~7割、購入場面は「価格が安い」が6割
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