ディーエムソリューションズは、月に1回以上ECで買い物をする全国20~60代の男女500人に「同梱物に対する消費者実態調査」を実施した。
次も商品を買いたくなる同梱物の内容は、1位が「割引クーポン」で56.8%、次が「挨拶状・お礼の手紙」で43.6%、3位は「新商品・関連商品のサンプル」の36.6%だった。
「割引クーポン」と「新商品・関連商品のサンプル」が顧客にとって直接的なメリットのある同梱物に対し、「挨拶状・お礼の手紙」は情緒的価値のある内容。ディーエムソリューションズは、同梱物の内容次第で既存顧客の開拓に寄与する可能性を秘めているとしている。
「次も買いたい」となった同梱物について
顧客離反につながる同梱物についても調査。1位は「アンケート」の25.2%、2位は「チラシ・パンフレット」の18.8%、3位は「お客さまの声や口コミのピックアップ」で17.8%。同梱物は開封率がほぼ100%となることから、内容次第では顧客に悪いイメージを与える可能性があるという。
ネガティブな気持ちになった同梱物について
同梱物を通じて企業や商品のイメージが変わった経験があるかを聞いたところ、「ポジティブなイメージに変わった」が25.3%、「どちらかというとポジティブなイメージに変わった」が37.3%で、合計62.6%が「ポジティブなイメージ変わった」と回答。一方、「ネガティブなイメージになった」との回答は6.8%だった。
同梱物は低リスクで既存顧客に対してポジティブなイメージを持ってもらえる施策と言える。回答者の30.5%は「変わった経験はない」と答えており、同梱物の内容次第でポジティブなイメージに転化できる可能性がある。
同梱物を通じた企業や商品へのイメージ変化の経験について
これまで受け取ったことのある同梱物を聞いたところ、最も多かったのは「挨拶状・お礼の手紙」で77.5%。「チラシ・パンフレット」が62.2%、「商品・サービスの使い方に関する解説書」が49.8%で続いた。
なお、「ECで買い物をした際、同梱物が入っていたか」の質問では、49.8%が「同梱物を経験したことがある」と回答。ECを比較的多く利用している消費者にとって、2人に1人が何らかの同梱物を経験している。ちなみに、「経験したことがない」との回答は40.4%、「わからない」は9.8%だった。
同梱物の経験について
調査概要
- 調査対象:20~60代の男女、500人
- 調査条件:EC・通販で月に1回以上買い物をする人
- 調査対象エリア:全国
- 調査期間:2024年3月20~31日
- 調査方法:インターネット調査
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:リピート購入したくなる同梱物は1位「割引クーポン」、2位は「挨拶状・お礼の手紙」、離反に直結するのは「アンケート」
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