ユナイテッドアローズが2023年10月に社内導入したDX人材認定制度「DXセールスマスター」の効果が表れ始めている。
「DXセールスマスター」は、販売に関するDX活動において優れたパフォーマンスを発揮するスペシャリストを評価し、販売員の象徴的な存在として活躍してもらうことを目的とした制度。ECサイトでのスタイリング投稿の本数、直接売上、PV、お気に入り登録数が社内最上位ランクといった実績基準に加え、ユーザーから高い支持を得ながら社内においてもDXを推進する販売員の模範的存在であるという認定要件を設けている。
「DXセールスマスター」のスタッフ
制度導入後、社内のスタイリング投稿に対する意識が向上。新たな成長機会として「DXセールスマスター」になることを目標に活動するスタッフが増えてきたという。
4月現在の「DXセールスマスター」認定者は18人で、ランク別内訳は、プラチナが1人、ゴールドも1人、シルバーが2人、ブロンズは14人。認定者18人のうち4人は育児理由による短時間勤務者。30歳以下のスタッフは8人が占めており、そのうち最年少は入社4年目の25歳が2人。所属事業・店舗、勤務地域、ベテラン・若手社員を問わず活躍、成長できることを示す結果となったという。
制度導入時は初代「DXセールスマスター」として3人を認定。実績と影響力のあるスタッフを認定し、社内外に広く周知することでさらに次の認定者を輩出する環境整備を目的としてこの4月、「DXセールスマスター」にプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズの4ランクを新設した。
各ランクの基準は、
- ブロンズ:スタイリング投稿を通じてユーザーから支持と共感を得てDX活動を推進している人材
- シルバー:所属店舗だけではなく事業全体で存在を認知され、DX活動の手本となっている人材
- ゴールド:販売やユーザーとの関係性維持に関する知識、スキル、経験を所属事業に加えて社内全体に伝えることで、後進や次のDXセールスマスター輩出に貢献している人材
- プラチナ:社外にも広く認知されており、ユナイテッドアローズの販売員として生涯販売員の象徴となっている人材
なお、「DXセールスマスター」の認定者には、年2回の賞与にランクごとに定たインセンティブを上乗せして支給している。任期は毎年4月から翌年3月の1年間。直近1年間の活動実績に基づいて審査を実施している。
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オリジナル記事:ユナイテッドアローズのDX人材認定制度「DXセールスマスター」の効果は? ランク新設の背景は?
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