Amazonの直販&第三者販売の流通総額+顧客属性+成長チャネルは?【EC事業の数値まとめ】 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ | ネットショップ担当者フォーラム

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EC最大手のAmazon。その事業収益の推移と、Amazon内の事業分野における昨今の傾向をおさえておきましょう

米Amazonの2023年度(2023年1-12月)までの連結業績から、EC売上高の推移、顧客属性、過去5年間においてシェアを高めている分野など、詳細にわたって「Amazon.com」の動向をまとめました。

AmazonのEC事業の最新実績 EC売上高は4100億ドル規模

米Amazonの2023年度(2023年1-12月)EC売上高は前期比10.5%増の4121億ドルでした。グローバルで最も大きいEC事業者です。

Amazonの2018年~2023年のEC売上高推移(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)Amazonの2018年~2023年のEC売上高推移(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)

Amazonは2023年、EC事業の売上高を約400億ドル成長させました。

Amazonの2023年度におけるEC事業は、2020年度実績と比べると1091億ドル以上成長。過去5年間のCAGR(年平均成長率)は18.0%となっています。

Amazonの過去5年間の平均成長率と売上高の5年間の増収額Amazonの過去5年間の平均成長率と売上高の5年間の増収額

過去5年間の年間売上高をチャネル別に見ると、全てのチャネルで売り上げがアップしています。

Amazonのチャネル別年間売上高(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)Amazonのチャネル別年間売上高(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)
顧客属性は男性多数、ボリューム層は25~34歳

「Amazon.com」への月平均アクセス数は24億8000万です(2023年12月時点)。顧客属性を性別で見ると女性よりも男性が多く、年齢で見ると25~34歳が最もアクセス数が多くなっています。

Amazon.comの月次トラフィックデータ(出典:『Digital Commerce 360』と米調査会社のSimilarweb。データは2023年12月時点)Amazon.comの月次トラフィックデータ(出典:『Digital Commerce 360』と米調査会社のSimilarweb。データは2023年12月時点)
Amazon.comの顧客属性(出典:『 Digital Commerce 360』とSimilarweb。データは2024年2月時点) Amazon.comの顧客属性(出典:『Digital Commerce 360』とSimilarweb。データは2024年2月時点) 
直販は低成長も、第三者販売が右肩上がりに拡大

Amazonのオンラインストア事業の規模はどれくらいでしょうか。オンラインストアの売り上げから、サブスクリプションサービスと第三者販売の手数料を除いたとしても、Amazonは依然として世界最大のEC事業者。2位は中国のJD.comです。

Amazonをよく知っている人なら、Amazonのビジネスで成長している分野がすぐにわかるでしょう。Amazonのなかで、オンラインストアはもう成長分野には含まれていません。実際、Amazonの直販事業は、過去4年間で最も成長の鈍い事業となっています。

オンラインストアの年度別EC売上高と成長率の変化(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)オンラインストアの年度別EC売上高と成長率の変化(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)

近年では特に、

  • 第三者販売サービス売上(マーケットプレイスを通じた第三者が販売するサービスに関する手数料売上など)
  • サブスクリプションサービス売上(「Amazonプライム」の会員費、デジタルビデオ、オーディオブック、デジタル音楽、電子書籍などのサブスクリプションサービス)

の増加が目立っています。

「オンラインストア(直販)」「サブスクリプションサービスの利用料金」「第三者販売サービスの利用料金」の過去3年間の平均成長率(出典:米Amazonの2020年~2023年業績報告書と『Digital Commerce360』)「オンラインストア(直販)」「サブスクリプションサービスの利用料金」「第三者販売サービスの利用料金」の過去3年間の平均成長率(出典:米Amazonの2020年~2023年業績報告書と『Digital Commerce360』)

直販と第三者販売サービスを合計した流通取引総額(GMV)を見ても、GMVに占める第三者販売サービスの流通総額は顕著に増えています。2023年度はGMV6526億のうち、過半数の4357億ドルを第三者販売サービスが占めています。

Amazonの直販および第三者販売の流通取引総額(GMV)の合計(年度別)(出典:『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)Amazonの直販および第三者販売の流通取引総額(GMV)の合計(年度別)(出典:『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)
プライム会員による売上高は400億ドル超

Amazonは、販売事業者によるサブスクリプションサービスの利用手数料だけで年間400億ドル以上を稼いでいます。もしAmazonが他に何も売らず、直販の商品を1つもサイトに置かず、サブスクリプションサービスだけを販売事業者に提供したとしても、Amazon.comの売上高は北米で第3位です。

Amazon「プライム会員」の売上高推移と成長率(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)Amazon「プライム会員」の売上高推移と成長率(出典:米Amazon発表の年次業績報告書と『Digital Commerce360』。データは2024年2月時点)

Apple、米国の住宅リフォーム・建築資材などの小売りチェーンHome Depot(ホーム・デポ)よりもまだ大きく、Nike(ナイキ)、Costco(コストコ)、米国のペット用品ECのChewy(チューイ)の合計売上高と比較しても、Amazonのサブスクリプションサービスだけで、これらのEC大手の合計を上回ることになります。

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この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

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