アイスタイル代表取締役社長 遠藤 宗氏(左)とトレンダーズ代表取締役社長 黒川 涼子氏
アイスタイルはコスメ・美容の総合サイト「@cosme」、ECサイト「@cosme SHOPPING」、実店舗「@cosme STORE」などを運営。これらの事業で蓄積したユーザーの行動データをベースに、BtoB向けの事業では化粧品ブランド向けのマーケティング支援サービスを手がけている。なかでも、SNSマーケティングは注力している領域。美容領域のデジタルソリューションで高い成長余地があると見ている。
トレンダーズは約1万3000人のインフルエンサーネットワーク「LIN(Life-Influencers Network)」や、SNS総フォロワー数577万人(2023年10月時点)の美容メディア「MimiTV(ミミ・ティービー)」などを運営する。トレンドの分析、インフルエンサーマーケティングなど多岐にわたるソリューションを手がける。
資本業務提携による具体的な取り組みは次の通り。
- マーケティングソリューションの進化と拡大
両社の営業アセットや強みを生かしかしたソリューション提案を推進。クライアントとなる化粧品ブランドの満足度向上および、新しいサービスの開発に臨む。 - グローバルビジネスの進化
日本進出を検討している海外の化粧品ブランドや、海外進出を企図する日本の化粧品ブランド向けに、SNSを活用した共同のマーケティング支援サービスを開発・推進する。 - 美容経済圏の拡大
「@cosme」のプラットフォームと、トレンダーズが持つインフルエンサーネットワークを掛け合わせ、化粧品以外の市場も視野に入れた美容経済圏の拡大をめざす。
資本業務提携の取り組みの第1弾として、「@cosme」と「MimiTV」が共同で広告メニューを開発し、SNSとクチコミ・店舗との連動を図る。同広告メニューは2024年3⽉から提供を予定している。
資本業務提携について、アイスタイルとトレンダーズの代表取締役社長は次のようにコメントを発表している。
トレンダーズの強みであるSNSマーケティングノウハウを存分に生かし、美容業界に新たな革新を生むことで、日本の美容を世界に誇れる産業・文化へと発展させていきたい。(トレンダーズ 代表取締役社長 黒川 涼子氏)
化粧品マーケティングを取り巻く環境が大きく変化していくなか、両社の強みを掛け合わせることで、化粧品ブランドとより多くの生活者とが出会える体験を創造し、さらなる業界活性化に貢献していきたい。(アイスタイル 代表取締役社長 遠藤 宗氏)
アイスタイルは近年、BtoB領域の拡大を加速しており、法人向けにCX(顧客体験)向上サービスを提供するNODEとの協働を発表している。
アイスタイルがBtoB領域の拡大を加速。CX支援企業と協働し、コスメ・美容ブランド支援の新規事業の立ち上げを検討
アイスタイルは2024年6月期からBtoB領域の事業を「マーケティング支援」セグメントに刷新し、セグメント売上高・営業利益の拡大に取り組んでいる
高野 真維2/14 8:30
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オリジナル記事:アイスタイルが美容・SNS支援のトレンダーズと資本業務提携、BtoB事業のSNSマーケティング支援を強化
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