米Amazonは自社で発送する商品をAmazonプライム対象商品として販売できるプログラム「Seller Fulfilled Prime(SFP)」について、新たに対象商品の販売額から新たに2%の手数料を徴収する。適用日は10月1日から。ブルームバーグなど複数の米国メディアが報じている。
「Seller Fulfilled Prime」は、日本では「マケプレプライム」の名称で展開されているプログラム。一定の基準を満たした配送サービスを提供している「Amazonマーケットプレイス」出品者を対象に、自社配送の商品でも「Amazonプライム」対象商品として販売できる。
各メディアの報道によると、出品管理ツール「seller central(セラーセントラル)」などで、新たに対象商品の合計販売金額から2%の手数料を徴収するとアナウンスしたようだ。
米国では2015年に「Seller Fulfilled Prime」をスタート。Amazonプライムが求める品質を提供できていない自社配送事業者が増えたため、2020年に「Seller Fulfilled Prime」プログラムの登録を一時停止した。
新たに「納期遵守率」93.5%以上、「追跡率」99%以上などの要件を設定。10月1日から「Seller Fulfilled Prime」を再開すると同時に、料金プログラムでは新たに販売手数料を2%徴収するようにした。
「SFP」のWebサイトでは、10月1日からの登録再開がアナウンスされている(画像はAmazonのサイトからキャプチャ)
「Seller Fulfilled Prime」にあたる「マケプレプライム」は、2016年にスタート。2021年には「標準サイズ商品の配送を全国対応」「土日出荷対応」「配送時間指標の達成」を新たな要件として追加するなど、Amazonプライム会員の期待に対応できるサービスを自社配送のEC事業者に求めている。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:米Amazon、自社配送の出品事業者へ新たに2%の手数料を徴収へ
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.