【Z世代調査】「効率的でないことにストレスを感じる」が6割、クレカ利用で半数以上「リアルタイムに利用を把握したい」 | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2023年4月19日(水) 08:30
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メルカリが実施した「Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査」によると、クレジットカードを選ぶ理由は全世代で「ポイントの還元率が高い」がトップだった。

Z世代では「家族や友人に勧められた」「専門家やインフルエンサーが勧めていた」など、知っている・理解しているサービスを選ぶ傾向があった。調査対象者は全国の18~57歳の男女600人、期間は2023年3月10日~3月12日。

Z世代は非効率的なこと、想定外なことを避ける傾向

Z世代の時間や透明性に関する考え方を聞いたところ、トップは「効率的でないことにストレスを感じる」「時間を圧縮するための手段・行動を考えることが多い」(いずれも63.3%)。次いで「想定外のこと/サプライズなことはできるだけ避けたい」(61.4%)だった。

また、半数以上が「結論だけ先に知りたい」(57.3%)「デリバリーは配達状況を見て、いつ到着するか確認する」「プレゼントは先に相手に欲しい物を聞いて購入する」(いずれも51.3%)と回答しており、タイパ重視や“サプライズアレルギー”の傾向が見てとれる。

メルカリ Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査 タイパ重視 サプライズアレルギー価値観として当てはまるもの(Z世代n=150/複数回答可、出典:メルカリ)
Z世代の3割が「想定外なことは失敗」と捉える

想定外なことを「失敗」もしくは「経験」と捉えるかをZ世代とバブル世代に聞いた。Z世代は30.0%が「失敗」と捉えるのに対し、バブル世代は21.3%。Z世代の方が約1.5倍想定外なことを「失敗」だと捉える傾向があった。

メルカリ Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査 想定外なことを失敗と捉えるか「想定外は失敗」と回答した世代割合(出典:メルカリ)
Z世代の約8割、臨時収入は将来不安に備えて「貯金」

現金50万円をもらったらどう扱うか聞いたところ、どの世代も「貯金する」が最も高かった。なかでもZ世代が最も高く、77.3%が「貯金する」と回答した。

また、その理由として約半数が「緊急時の備えができる/将来の不安に備えるため」と回答しており、想定外なことに備えるZ世代の傾向がある。

メルカリ Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査 臨時収入は貯金現金50万円もらったとしたら、50万円を「貯金する」と回答した人の割合(出典:メルカリ)

「月々の支出額を把握しているか」という問いについては、バブル世代は86.6%が「把握している」と回答、Z世代は72.0%だった。

メルカリ Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査 支出額の把握状況月額の支出額を把握しているか(出典:メルカリ)
現在使っているクレカを選ぶ理由は「お得さ」

クレジットカード保有者に、現在メインで利用しているクレジットカードの選択理由について聞いたところ、全世代では「ポイントの還元率が高いから」(43.2%)が最多で、次いで「年会費が安い/かからないから」(41.7%)「よく使うお店で使えるから」(37.3%)だった。

メルカリ Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査 現在使っているクレカを選ぶ理由現在メインで利用しているクレジットカードを利用している理由(複数回答可、出典:メルカリ)
バブル世代は「お得」、Z世代は「安心」で選択する傾向

お得で選択する傾向はバブル世代が特に顕著で、「年会費が安い/かからないから」(51.2%)「ポイントの還元率が高いから」(44.9%)が上位だった。

一方で、Z世代は「ポイントの還元率が高いからは」が41.4%で高いものの、バブル世代と比較すると、「家族や友人に勧められたから」「専門家やインフルエンサーが勧めていたから」「カードの名前を聞いたことがあったから」などが比較的高い。「きちんと知っている・理解している」サービスで安心できるものを選択する傾向があることがわかった。

メルカリ Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査 バブル世代はお得、Z世代は安心で選択する傾向現在メインで利用しているクレジットカードを利用している理由
(世代別比較、複数回答可、出典:メルカリ)
クレカ利用の懸念点、Z世代は「利用と管理」

クレジットカードの懸念点を聞いたところ、バブル世代は「失くしたときの対処に手間がかかる」(29.1%)「セキュリティに不安がある」(26.0%)など、セキュリティ面が上位だった。Z世代は「つい使いすぎてしまう」(32.3%)と「決済後に利用明細の反映に時間がかかる」(27.3%)が上位で、利用と管理ができないことへの懸念が大きい傾向があった。

メルカリ Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査 クレカ利用の懸念点クレジットカードの懸念点(複数回答可、出典:メルカリ)

また、利用明細がリアルタイムに把握できないことについて、「ストレスや不安を感じる」という回答が、バブル世代は41.0%だったのに対しZ世代は51.5%で、Z世代の方が「リアルタイムに管理・把握したい」という傾向を示した。

Z世代はクレカ利用の管理・状況を把握できることを求める傾向

利用したいクレジットカードの特長として、Z世代とバブル世代で意識の差が大きい項目を見たところ、「よく使うアプリで使える・管理できる」ではZ世代が72.0%、バブル世代が54.7%、「支払い方の柔軟性が高い」はZ世代が74.0%、バブル世代が56.0%、「利用上限金額を自分で設定できる」はZ世代が70.7%、バブル世代が61.3%となっており、Z世代の方が管理・把握したいというニーズが高い。

メルカリ Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査 支払い方の柔軟性が高いクレジットカードを利用したいか「支払い方の柔軟性が高い」という特徴を持つクレジットカードを利用したいか(出典:メルカリ)
メルカリ Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査 利用上限金額を自分で設定できるクレジットカードを利用したいか「利用上現金額を自分で設定できる」という特徴を持つクレジットカードを利用したいか(出典:メルカリ)
メルカリ Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査 よく使うアプリで使える・管理できるクレジットカードを利用したいか「よく使うアプリで使える・管理できる」という特徴を持つクレジットカードを利用したいか
(出典:メルカリ)
調査実施概要

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オリジナル記事:【Z世代調査】「効率的でないことにストレスを感じる」が6割、クレカ利用で半数以上「リアルタイムに利用を把握したい」
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