カスタマイズECから乗り換えたらランニングコストが30分の1以下。カートASPのメリットはどこなのか?【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2023年4月11日(火) 08:00
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ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年4月3日~4月9日のニュース

自分たちに合ったカートシステムを選ぶのって難しいですよね。それがカスタマイズとなったらなおさらです。開発費、保守、アップデート、バグ対策などのランニングコストを考えておかないと、大変になる場合もあります。

カートASPのオプションは安定感があるのが強み

ファッションEC「Dcollection」がfutureshopに戻った理由とは?解約から再契約までの経緯を本音で語る | E-Commerce Magazine by futureshop
https://magazine.future-shop.jp/dcollection-interview

プラットフォーム選びの落とし穴や、契約する際の注意点など、伊藤社長の実体験にもとづくリアルなエピソードをお伝えします。ECプラットフォームの選択は、すべてのEC事業者さまにとって重要な経営判断です。自社ECサイトを構築する際のヒントにしてください。

「どのカートを使えばいいの?」ネットショップを始めようとする時も、始めてからもずっとつきまとう問題です。今回はこの問題についての事例を紹介します。

「Dcollection」の売上高が年間12億円まで拡大し、そこから売上をさらに伸ばすためには、カスタマイズできるECプラットフォームへのリプレイスが必要だと判断したためです。

オリジナルの機能を開発して、精緻なパーソナライズ施策を行えるようにしたかったんです。具体的には、スタイリストが人力で行っているコーディネート提案に人工知能を取り入れて、お客さまの身長や体重、購買履歴などのデータにもとづく商品提案を自動的に行えるようにすることを構想していました。

「Dcollection」は30~40代の男性をターゲットにしたファッションECサイトなので、こういったパーソナライズは必要になってきますし、「コーディネートも自動でできるようにしたい」というのも理解できます。自分たちが考える理想のネットショップを考えると、「カスタマイズできるECプラットフォーム」が候補になるのはよくある話です。

最初のつまずきは、リプレイスしたECプラットフォームの標準機能の数が、想定していたよりもはるかに少なかったことです。

例えば、メルマガ配信やポイント付与、会員ステージ、ランキング、レビューといった機能を実装するには、カスタマイズが必要でした。こうした機能はfutureshopでは標準機能やオプション機能で当たり前のように使えていたので、まさか開発が必要だとは思いませんでした。

カスタマイズができるECプラットフォームでの構築を依頼すると、多くの場合「それはこうすればできます」という回答が返ってきます。「できる」には色々な意味があって、「標準機能でできる」「標準機能をちょっと工夫するとできる」「アプリやプラグインなどでできる」「プログラムをいじればできる」というものが含まれます。ここの確認をしていないと、想定外のことが起きやすくなるわけです。かといって、自分で調べるのも時間がかかりますし、知識がないのでわからないことも多いです。

顧客情報の流し込みでエラーが発生し、オープンの時間が10時間以上遅れました。ECプラットフォームをカスタマイズしたことで、細かいバグが残っていたようです。

オープン後も決済システムのエラーなどが発生し、2カ月ほど毎日トラブル対応に追われました。そんな状態ですから、ECサイトの売上高も下がってしまったんです。

開発が遅れるとテストする時間がなくなって、ぶっつけ本番で公開することもあります。テストをしたとしても思わぬバグが出ることがあります。ネットショップはオープンしたらユーザーが買い物に来ますから、バグがあればクレームになったり他で買ったりしてしまいます。かといって、クローズしても売り上げが下がります。開発している側としては細かいバグであったとしても、事業者側としたら甚大な被害です。ここの価値観の違いもトラブルの原因となりがちです。

futureshopは標準機能の数が多く、質も高い。有料・無料を問わずオプション機能も豊富です。近年はAPI連携によって、個別開発をしなくても使える外部サービスも増えていますよね。そして、これだけ多彩な機能を使えるにも関わらず、利用料も決して高くはない。実際、ランニングコストは30分の1以下になりました。

futureshopに戻る際は、今度こそ失敗しないように、さまざまなECプラットフォームをリストアップし、調べて調べて調べまくったんですよ。

カスタマイズができるECプラットフォームから、ASPであるフューチャーショップさんに戻るという決断をしました。引用文にあるようにカートのASPは豊富な機能が準備されています。1つずつに費用が発生したり手数料が発生したりする時もありますが、開発コストもかかりませんしバグも出ません。「どうしても自分の思い通りに動かないダメ!」ということでなければ、カートASPは安心感がありますね。

自分たちがやりたいこと、イニシャルとランニングコスト、サポート、安定性などなどリプレイスには考えることが多いので慎重に進めましょう。

今週の要チェック記事

AI機能「BASE AI アシスタント」で、手軽に商品説明文を作成 | BASE U
https://baseu.jp/28849

商品名と商品の特徴から説明文を作ってくれるというもの。直すだけならかなり効率化になります。

エニキャリの配達代行システムが国内でヒットしている理由とは? 日本マクドナルドとエニキャリ小嵜代表が対談 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10788

Yahoo!ショッピングとYahoo!マートが連携 Yahoo!ショッピングで検索した際もYahoo!マートの商品を注文可能に | ASCII.jp
https://ascii.jp/elem/000/004/131/4131463/

販売と配送の組み合わせを2つ。どこかに特化した者同士ならうまくいきやすいですよね。

Amazon、お客様やブランドオーナー様、販売事業者様を模倣品から保護する取り組みの最新の進捗を発表 業界屈指のテクノロジーと専門家により悪質業者を阻止し、グローバルサプライチェーンから数百万点の模倣品を排除する取り組みを紹介 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/33065

数百万点の排除はすごいけど、そもそもそこまで出品させていたのはどうなの? と思っております。

クレカ不正利用436億円 前年比32%増、過去最悪(共同通信) | Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d550e7f2dca081582017885ebdb89d5443cef2a

身近になってきたクレカ不正利用。明細は毎月チェックしましょうね。

「EC市場の成長が10年以内に止まる」は本当か?! | 手塚 康輔/Eコマース記者|note
https://note.com/tezu/n/n928989978ad5

記事内のリンクからレポートがダウンロードできます。この先の10年をどう過ごすかのヒントになりますね。

EC事業の成長にはデジタルを活用したマーケティング力が必要。EC人材力向上の7つのポイントとは? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10742

データは「傾向」「比較」「割合」を見ることで生きてきます。具体的には記事のような見方で。

Amazon FBAは使わない?!本当に使うべき事業者の特徴を解説 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/32819

「FBAってどうかな?」と悩んでいる方には読んでほしい記事。

今週の名言

お台場には「実物大ガンダム」が、福島には「へたれガンダム」がいる!(旬のおすすめ) | 福島市観光ノート
https://www.f-kankou.jp/pickup/26223

これからもへたれガンダムに勇気を与えてほしいし、逆にまた、へたれガンダムから勇気をもらってほしい。なにか困ったり元気がなくなったときにはここに来て。末永く、へたれガンダムを愛してほしいなと思っています

何もしなくて立っているだけの「へたれガンダム」。その自然なたたずまいが人を惹きつけています。ネットショップの運営も自然な感じでやっていれば売れるようになるはず。

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オリジナル記事:カスタマイズECから乗り換えたらランニングコストが30分の1以下。カートASPのメリットはどこなのか?【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ
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