一口に「マニュアル動画」といっても、商品・サービスのマニュアルから機材などのチュートリアル、営業や業務の手順解説に各種の研修と多くの種類があります。
本記事では、マニュアル動画におけるさまざまな「成功事例」や「活用方法」を解説します。
「マニュアル動画をどのように用いれば仕事に活かせるのか」「マニュアル動画を使ってどう課題を解決するのか」などの疑問をお持ちの方は、ぜひこの記事を参考にして、日々の業務にお役立てください。
マニュアル動画の種類
製品のチュートリアル
チュートリアル(tutorial)とはもともと、個別指導や指南といった意味の英単語です。最近では、製品やツールの操作方法を段階的に示す手順のことを指す場合も多く、動画とはとても相性の良いものです。
製品の取り扱いや操作を動画で説明することにより、手順の前後の関係や注意すべき点の強調など、分かりやすく示すことが可能です。
業務手順マニュアル
たとえば商業施設などでは、複数のテナントに勤務する多くの従業員に、同じ業務手順を知ってもらう必要が生じます。「入館・退館の仕方」「カード端末の設置と操作方法」「館内放送の依頼の仕方」「緊急時の対応」「入金機の操作方法」などがそれにあたります。
このように、ある程度定型化されていて、日常的に多数の対象者に習得してもらう必要のある業務は、動画マニュアルによる学習が向いています。
一般企業でも、伝票処理や業務報告・売上管理・在庫管理・取引先管理などさまざまな領域に有効です。
営業マニュアル
営業マニュアルというと、自社製品やサービスの売り込みテクニックのように思われるかもしれません。しかし一般的に、営業活動は「事前準備」「アプローチ」「相手先のヒアリング」「プレゼンテーション」「クロージング」といった段階ごとに、それぞれ取るべき行動があります。
これらはなかなか口頭や書面では伝わりにくいものです。従来は先輩や上司に同行してそのノウハウを吸収するOJTが基本でしたが、動画マニュアルで追体験することにより、事前にスキルを学ぶことができます。実際の経験と合わせれば、より体系的・合理的に理解が進みます。
研修マニュアル
これまで企業の研修は、対象者を会場に集めて講義を聞いたり、ワークショップを体験したりするものでした。最近ではCOVID19感染症の影響もあり、動画を活用してリモートで研修を行う事例が増えています。
動画による研修は、コストの削減や受講の効率アップなど色々なメリットがあります。特に社内のルールや企業理念体系、事業所の所在地や基本的な商品知識といった「従業員なら必ず知っておくべきこと」をマニュアル動画として用意しておくと、説明会の代わりに視聴できて便利です。
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マニュアル・HowToの動画制作・映像制作
マニュアル動画(研修動画)の成功事例
パルコで働くスタッフ向け「パルコが目指す24時間接客」
表現
アニメーション
費用レンジ
~49万円
長さ・尺
60~120秒
出典:Crevo制作実績
様々な業種・業態のテナントが集積するPARCOの、テナントスタッフ向け研修動画です。お客さまのリアルなご来店に対比し、ブログやSNSなどweb経由でのコミュニケーションを「もうひとつの入り口」と表現。商品に対する興味・関心の増進や、スタッフとの親近感形成のきっかけづくりにネットを活用することで、webプロモーションによる24時間接客の可能性を示しました。
PARCOの販売スタッフは女性が多いため、画風やナレーション音声、シナリオの文章などを親しみやすい柔らかなトーン&マナーで作成。分かりやすく、語り掛けるような雰囲気のアニメーションに仕上げました。
商品や店内の様子は、業種が異なるショップでもイメージしやすいようシンプルに描いています。一方で人物を大きく前面に打ち出して、場面転換の際にも画面全体に動きをつけるなど、テーマを効果的に訴求できるよう工夫がなされています。
「実際の売上につながった」「スタッフの顔を覚えてもらえた」など、120秒の短い動画の中で実例も紹介しており、デジタルメディアの活用に苦手意識を持つスタッフにもメリットを伝えられるよう配慮しています。
マニュアル動画「.pay(ドットペイ)」(提携クレジットカードと現金による決済篇)
表現
アニメーション
費用レンジ
~49万円
長さ・尺
120秒〜
出典:Crevo制作実績
スマホ決済ソリューション「.pay(ドットペイ)」を店舗スタッフが利用する際の、操作手順を示すマニュアル動画です。
今回紹介している「提携クレジットカードと現金による決済篇」と合わせて、「提携クレジットカード決済篇」と「返品処理について篇」の3本構成になっています。これらを視聴することにより、「.pay(ドットペイ)」を利用するときの操作を一通り学ぶことができます。
動画では店舗用とお客さま用、ふたつの端末上に表示されるアプリの動きを交互に見せています。
実際の操作画面を示しながら、クリックするポイントを強調表示して注意を促し、テキストで解説していきます。ナレーションは入れず、抑えたBGMでシンプルに順を追って丁寧に解説することで、観る人が理解しやすいよう配慮しています。また説明の中では実際の決済音を入れて疑似的に体験することで、視聴者の記憶に残りやすいようにしました。
研修紹介動画「サービス日本語研修」
表現
実写
費用レンジ
50~99万円
長さ・尺
60〜120秒
出典:Crevo制作実績
人材派遣・人材教育・業務請負の3つの事業領域を展開するキャプラン。
動画は、人材教育の分野で近年需要が高まっている「外国籍人材向け日本語研修」の中でも、「サービス業における日本語の習得」に特化した同社のプログラムを紹介したものです。
日本の接客業の中心にある「おもてなしの心」という重要な精神性を柱に、実際の研修風景を動画で紹介。講師や受講生のインタビューを交えて、研修効果の高さや学ぶ楽しさ、お客さまと日本語を通じて関わっていく喜びを描いています。
冒頭では『~外国籍人材の「はたらく」を応援します~』というキャッチコピーが掲げられています。これは雇用する側だけでなく、日本語を学びながらお客さまと接する外国籍の人々と寄り添う、同社の姿勢を表すものです。
丁寧かつ学びやすい授業の様子、共に働く仲間たちの姿も織り交ぜて、研修の雰囲気が如実に伝わってきます。また、講義は定型のプログラムではなく、企業や習得者のニーズ、サービス内容に合わせてオリジナルの展開が可能なことも、動画から読み取れる構成になっています。
マニュアル動画 勤怠管理ソフト「AKASHI」(共通就業設定編)
表現
アニメーション
費用レンジ
〜49万円
長さ・尺
120秒〜
出典:Crevo制作実績
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する勤怠管理ソフト「AKASHI」の使い方について、「共通就業設定」を題材に解説しています。
実際の画面操作をシミュレートしながら、チュートリアル体験ができるマニュアル動画となっています。多数用意されている設定項目やパラメータは、一見しただけではなかなか分かりにくいものです。
そこで操作手順に従って画面の動きをテンポよく見せていき、設定に関する考え方や構成をイメージさせます。
右上では、「現在動画で何についての説明を行っているのか」の章タイトルを常に表示し、観る人にとって参照しやすいよう配慮がなされています。
企業のIT人材育成研修「TECH::CAMP研修」
表現
実写
費用レンジ
50〜99万円
長さ・尺
120秒〜
出典:Crevo制作実績
多様化する企業のIT人材ニーズに合わせ、対象者の習得レベルや期間・目的をカスタマイズできるのが、企業向けプログラミング研修の「TECH::CAMP研修(テックキャンプ研修)」です。
同サービスを展開するのは、IT人材の育成事業を行っている株式会社div。動画では、単なる集合研修での座学では得られない、受講者一人ひとりの状況に合わせたOne to Oneの学習体験を垣間見ることができます。
また、研修生の属性分布や、導入後に得られた企業側のメリットなどを示すインフォグラフィックを多用し、研修の効果に説得力を持たせています。
メンタル面でのケアも充実、ITスキルのみならずプロジェクト管理まで行える幅広い人材開発メニューを、短時間の動画の中でわかりやすく解説しているのが特徴的です。
マニュアル動画 「ステンレス製結束バンドの専用工具」
表現
実写
費用レンジ
〜49万円
長さ・尺
120秒〜
出典:Crevo制作実績
結束バンドや配線部材の製品を販売する、ヘラマンタイトン株式会社。特殊なシーンで用いられる、ニッチな用途のステンレス製結束バンド専用工具「タイメイト」の取扱い方法を示すマニュアル動画です。
多数の小さな部品からなるタイメイトのような機材は、慎重な取り扱いが要求されますが、写真や文字だけの説明書ではなかなか使い方が把握しにくいものです。
動画を参照することにより、部品や部材の向き・位置などが確実に理解できます。結束バンドの方向を間違う、といったありがちなミスに対しても、あらかじめ対処の方法を示して不安を除去するよう配慮がなされています。
細かいパーツの名称や、対応する結束バンドの品番といった重要な情報については、文字情報を併用して記憶に残るような構成を心がけました。
イメージ形成よりも正しい情報伝達を主眼とするため、BGMはあえて流さず映像に集中する構成となっています。
研修プログラム「N-impro(ニンプロ)」
表現
アニメーション
費用レンジ
〜49万円
長さ・尺
60〜120秒
出典:Crevo制作実績
「ねりまコンビニ協働プロジェクト」は、東京大学と練馬区内の介護サービス事業所、および同区内コンビニエンスストアによる、民・産・学協働のプロジェクトチームです。
動画では、コンビニに来店される高齢者、特に認知症の方への対応を想定したカードゲーム「N-impro(ニンプロ)」のルールを紹介しています。
コンビニの経営者や、そこで働く人たちへの問題提起を冒頭で掲げ、楽しみながら地域高齢者への適切な対応を学べるN-impro(ニンプロ)の提案へとつなげていきます。
そしてアニメーションのキャラクターたちが実際のゲーム進行をシミュレート。ルールや進め方について、ナレーションと字幕を効果的に用いることで簡単に理解できる構成となっています。
ゲームを通じてディスカッションを行い、様々な考え方や課題を明確化して「地域高齢者支援のネットワークづくり」を目指す。そんなN-impro(ニンプロ)の目的と理念を最後に示して、動画は終了します。ゲームの背後にある、社会課題の理解・共有と解決への協働を促すことが、実は隠れた主題となっているのです。
動画制作に際しては、コンビニを主軸に店長・パート・アルバイトの従業員と、地域包括支援センター職員、自治会長、介護事業所職員をキャラクターとして登場させました。
幅広い世代に親しみを持って観てもらえるよう、明るく楽しい構成に留意しています。
オンライン研修会動画 「日本うつあかるくたのしい病リワーク協会」
表現
実写
費用レンジ
100〜299万円
長さ・尺
120秒〜
出典:Crevo制作実績
こちらは、うつ病などが原因で休職する人々の職場復帰支援(リワーク)活動を行っている「一般社団法人 日本うつ病リワーク協会」の研修動画です。
感染症リスクが高まる以前は、会場に集まっての集合研修が行われていました。講師はプロジェクターに投影したグラフや図表を示しながら、要点を画面上の矢印(ポインタ)に沿って解説していきます。
この模様をそのままオンラインで配信し、時間や距離の制限を受けることなく視聴可能にしたものが、この動画コンテンツです。紹介事例では協会理事長が講師を務めていますが、この後も複数の講師が登場、それぞれ専門領域について講義を行っていく構成になっています。
基本的に画面左下に講師のバストショットを常に配しているため、声のトーンや表情が伝わり、目の前で講義を受けているような臨場感が得られます。その一方で、重要なポイントでは説明資料が理解しやすいよう、場合に応じて拡大図を表示するなどの工夫がなされました。
チュートリアル動画 仮想通貨「ビットコイン」
表現
アニメーション
費用レンジ
50〜99万円
長さ・尺
120秒〜
出典:Crevo制作実績
仮想通貨に関してほとんど知識のない初心者向けに、「ビットコインとはどういうものか」を解説する動画です。動画のタイプは「チュートリアル」のカテゴリーに分類されます。
内容の深い理解を促すというより、観る人にビットコインに対する興味・関心を高めてもらうことを目的としており、その特徴や用途など世界観を楽しく表現することに留意して制作されました。
テンポよく変化する画面は優しいブルーとブラウンを基調としつつ、ホワイトを効かせて見やすさに配慮しています。また効果音を巧みに用いて、視聴者の視覚と聴覚に訴える効果を狙いました。
クライアントは、ビットコインをはじめとした仮想通貨取引をサポートする、株式会社bitFlyer(ビットフライヤー)です。
マニュアル動画のメリット
ここまで、9つのマニュアル動画事例を紹介しました。これらのようにマニュアルを動画化することで、企業にとって得られるいくつかのメリットがあります。
- 直感的理解がしやすい
- 最後まで見てもらえる
- 時間や場所を問わず視聴できる
- コスト削減になる
- 教育の質を統一できる
直感的理解がしやすい
テキストや図など、二次元情報のみに頼るマニュアルは、読む人が能動的に使いこなさなくてはなりません。
そのためには内容を読み込み、順を追って合理的に理解していく態度が求められます。
動画は文字や静止画に比べて、圧倒的に多くの情報量が伝えられます。しっかりした構成に基づいて制作すれば、視覚や聴覚など受講者の感覚面に強く訴求し、直観的に理解を促すことが可能です。
最後まで見てもらえる
一般にマニュアルはその機能上、「構成が体系的に整理されているか」「必要な項目が網羅されているか」「誤読やミスリードが回避できるか」といった要件を満たさなくてはなりません。
テキストやイラスト・静止画像中心のマニュアルでこれを追求すると、結果的に二次元の情報量が膨大なものとなり、全体像を把握することも難しくなってしまいます。
これに対し動画のマニュアルでは、情報を多層的に組み合わせられるため、少ない時間で視聴者に読解の負担をかけずに内容を伝えることができます。途中で飽きたり、時間切れなどによって理解が中途半端なまま終わることを防ぎ、最後まで見てもらいやすくなります。
時間や場所を問わず視聴できる
テキストベースのマニュアルは、多くの場合印刷物(紙)の媒体として配布されます。
リアルで行われる講義研修となると、指定された日時に開催会場まで足を運ばなければ、受講することができません。いずれの場合も、物理的・時間的な制約条件が発生します。
動画マニュアルは、COVID-19流行の副産物としてリモートが進展したこともあり、時間や場所を気にせず視聴できる環境が整いました。
PCやスマートフォンなどのパーソナルな再生媒体で、内容を理解するまで何度でも繰り返し視聴できます。
コスト削減になる
紙媒体での配布は、意外にコストがかかるものです。
ページ数×必要部数を印刷し、製本して保管しなければなりません。種類が多ければそれだけの数が必要です。事業所が各地にある場合は、そこへの配送料金もコストに反映されます。
デジタルデータを活用した動画マニュアルなら、これらの印刷・配送コストが限りなくゼロに近いまで低減できます。また内容の訂正やバージョンアップ、変化する環境への対応など更新の必要性が生じた場合でも、刷り直しせずに部分的な手直しで再配信が可能です。
企画や制作に関しては紙と同様に初期コストが必要ですが、その後の間接的コストは大幅に軽減できるメリットがあります。
教育の質を統一できる
受講生が一堂に会しての集合研修は、その時間のその場所で行われるイベントとしては、一回限りのものです。
実施場所やスケジュールの都合から、複数の講師で分担して担当することもままありますが、完全に同じ内容をトレースして再現することは不可能です。どうしても細部のニュアンスが異なったり、講師自身のコミュニケーションスキルについてもバラつきがあります。
動画研修であれば、受講地域や部署が異なっても、また何度受講を繰り返しても、常に同じ内容が再生されます。
受講内容が同じなので、効果測定の際に時期やグループごとで比較することも容易です。
マニュアル動画のデメリット
以上のように、動画研修には多くの利点があります。では逆に、デメリットはないのでしょうか。実は、この点に関しては次のような事項が指摘できます。
- 特定事項の確認に時間がかかる
- 多くの情報を伝えにくい
- 動画制作のスキルが必要
以下、具体的にみていきましょう。
特定事項の確認に時間がかかる
物理的な紙のマニュアルには、「目次」があります。目次とは体系的に組み立てられた、論理的な構成の一覧です。
そのため全体の考え方の構造が一目で俯瞰でき、「どのページにどんな内容が記載されているか」を把握・検索しやすくなります。
一方、動画は時間の流れと共に内容を解説していくので、「いつどんな情報が出てくるのか」「欲しい情報がどこにあるのか」などが確認しづらい面があります。全体の中の、ある特定の事項だけを抜き出すのに時間と手間がかかるというデメリットです。
そこで、一つの動画ではできるだけ一つのテーマに絞って制作し「短い動画を複数用意してそれぞれ別個に格納」「目次ページからのリンクで目指す動画に飛べるよう構成する」などの対策が必要です。
多くの情報を伝えにくい
紙媒体では、本文とは別に「コラム」や「補足」のような形で、サブ情報が提示されることがしばしばあります。
これは一つの視野の中に、いくつかの情報の塊をレイアウトできるという、紙媒体の特性によるものです。
しかし動画では、情報の塊は時間で区切って提示されます。限られた時間の中で、いくつもの情報を重層的に示すのは、あまり得策ではありません。
必要な補足情報は別の動画として掲げるか、QRコードやリンク提示などの方法で示すなどの対策を講じていく必要があります。
動画制作のスキルが必要
企画書や提案書、パワーポイント文書など、ビジネスにおけるコミュニケーションは長く紙を媒介として行われてきました。このため、本格的なメディアは別として、簡単な社内報や研修資料などは経験の浅い担当者でも、多少のトレーニングで制作が可能です。
しかし動画は、映像や音・アニメーション効果などを伴うため、ある程度習熟したスキルが要求されます。編集ソフトの扱いも、使いこなすには相応の経験が必要です。クオリティの低い動画が歓迎されないのは、YouTubeで再生回数の少ない作品を見れば一目瞭然です。
内製する場合は動画導入の全体計画に鑑み、今後のことも考えながら社内での人材確保・育成を計画的に行いましょう。
マニュアル動画制作は社内で行うべき?外注すべき?
マニュアル動画を作成するにあたっては、「自社で制作する」「外部に発注、委託する」という二通りのアプローチがあります。
それぞれに特性が異なりますので、作成したい動画やクオリティ・目的からそれずに、検討をすることがおすすめです。
簡易マニュアルであればツールを活用する手も
クリエイティブな視点や、視聴者の心理的な効果などといった高度な狙いを伴わない、簡易的な内容であれば既存のソフトやツールで制作するのも、一つの方法です。
最近ではPCやスマートフォンにあらかじめプリセットされているツールに、基本的な動画編集機能を持つものも増えています。
「Teachme Biz」や「tebiki」など、動画制作をサポートするツールやプラットフォームを利用するのも良いでしょう。
外注する場合もコンテンツの設計は社内で行うべき
動画のクオリティを高めたり、より伝わりやすく視聴効果の高い動画を作りたい場合は、外部の専門会社に依頼して制作します。
外部機関を選ぶ際には、得意分野や表現方法などが自社のニーズと合致するよう、過去の実績を調べ、スタッフと打ち合わせを重ねることが必要です。
注意すべきは、この場合でも決して”丸投げ”にはしないことです。
自社の現状を把握し、「動画を制作する目的」や「動画マニュアルを導入することでどんな変化を得られるか」など視聴対象や配布方法といったさまざまな視点で検討することがおすすめです。主体者としてビジョンが定まった上で制作会社に依頼することで、質の高い打ち合わせや動画制作を進行することができます。
まとめ
本記事では、私たちCrevo株式会社(クレボ)が制作したマニュアル動画の成功事例9つをご紹介しました。
動画マニュアルにはさまざまな種類があり、その表現やアプローチ方法もさまざまです。企業や部署・製品など伝えたい内容や対象者によっても、コンテンツの構成は変わります。
自社内で制作する場合や外部に発注するにしても、重要なのは「何を目的として」「誰を対象者に」「どんな内容を」「どのような方法で」伝えたいかをまず明確にすることです。
この記事を参考に、御社にとって望ましい動画マニュアルの制作につながれば幸いです。