ヤフーがECモール「Yahoo!ショッピング」で3月1日から3月21日に開催する「超PayPay祭」は、販促コストを大幅に縮小する見通しだ。
そのため、「第4四半期(2023年1-3月期)のショッピング事業取扱高、売上収益は厳しい状況が見込まれる」(Zホールディングス)。2022年1-3月期のショッピング事業取扱高は4514億円で、売上収益は873億円。
「PayPay払いで5%のポイント還元」のほか、3月16日から21日は最大で合計10%のPayPayポイントがたまる施策などを用意するという。詳細は3月1日午前0時公開予定。
ヤフーは「2020年代前半に国内物販EC取扱高No.1」というeコマース取扱高に関する経営目標を変更。従来の「ポイント・販促中心」から、「グループアセットを最大限活用することに注力し、成長と収益性のバランスを両立」に変えた。
経営目標の変更(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
そのため、ショッピングモール事業へのポイント還元投資はいったん抑制。コストコントロールの範囲内で取扱高の成長に取り組むとしている。
2022年10-12月期(第3四半期)のショッピング事業取扱高は前年同期比1.4%減で着地。一方、キャンペーン内容変更でコスト最適化が進み、2022年10-12月期における「Yahoo!ショッピング」の粗利率は前四半期(2022年7-9月期)と比べて8.4ポイント改善したという。
物販系取扱高と成長率の推移(画像はIR資料からキャプチャ)
厳しい状況を見込む2023年1-3月期の「Yahoo!ショッピング」取扱高だが、コマース事業の調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は、販売促進費の効率化で前年同期比で増益となる見通し。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ヤフー「Yahoo!ショッピング」の「超PayPay祭」、販促コストは大幅縮小の見通し
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.