デジタルギフトサービス「eギフト」を手がけるギフティの2022年1~12月期(通期)決算は、売上高が前期比26.8%増の47億2300万円、営業利益は同17.6%増の3億6200万円、経常利益は同41.7%増の3億5200万円だった。
法人向けの「giftee for Business」の利用企業(DP)数と案件数が高い成長率で伸長し、業績をけん引した。利用企業(DP)数は1456社(前期比45.6%増)、案件数は1万185件(同29.5%増)。eギフト発行企業(CP)数も堅調に増加している。
eギフトの利用企業数、案件数とともに伸長が目立っている(画像は
ギフティのIR資料から編集部がキャプチャ)
eギフトを発行する企業数も堅調に推移した(画像は
ギフティのIR資料から編集部がキャプチャ)
当期純利益は前期比92.7%減の1000万円と大幅減。期初予想(2億1500万円)を大幅に下回った。出資先複数社の株式の減損損失(合計1億8600万円)、業務提携先との開発継続見合わせに伴う無形固定資産の除却損(2100万円)による特別損失の計上が影響した。
2023年12月期の成長戦略は?
2023年の通期業績は売上高67億8800万円(前年同期比43.7%増)、営業利益8億1300万円(同124.1%増)を見込む。
eギフトプラットフォームの拡大、地理的な横展開、M&Aによるそれらの実現の強化・加速を図る。新たなコンテンツ・用途・領域の開発による潜在市場の拡大、新規サービスの提供にも取り組む。M&Aに加え、スタートアップへの出資も引き続き積極的に行う。
なお、純利益の予想数値は非開示。減損損失・法人税等調整額などの精緻(せいち)な見積もりが困難であることを理由としている。
ただ、流通額、売上高は高い成長性を継続すると予想する。EBITDAマージン(売上高に占めるEBITDAの割合。EBITDAは減価償却前の営業利益)は、単体ベースでは伸長するものの、収益構造が異なりかつ投資先行フェーズである子会社の売上高・費用の増加で、連結ベースでは微増にとどまる見通し。
2023年通期は売上高、流通額、EBITDAの予想(画像は
ギフティのIR資料から編集部がキャプチャ)
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オリジナル記事:ギフティの2022年通期売上は27%増の47億円。経常利益は41%増の3.5億円
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