BtoBの中古品ブランドオークション事業を手がけるKOMEHYOオークションは、入札サイトとコーポレートサイトに、Wovn TechnologiesのWebサイト多言語化ソリューション「WOVN.io(ウォーブン・ドットアイオー)」を導入する。
海外入札を本格的に開始、流通量の拡大をめざす
国内リユース市場はSDGs、循環型社会の浸透、物価高などの影響で拡大、2025年には3.5兆円を超える規模に成長すると推測されている。
2020年の新型コロナウイルス感染拡大を受けて、BtoBオークション市場では、出品から入札までオンラインで完結するデジタル化が進んだ。
オンラインはどこからでも入札できることから参加者が増やしやすいほか、会場や運営スタッフが必要ないため、以前より実施が容易になった。そのため、新たにオークションをスタートする企業が増え、警察庁への古物競り斡旋業者の届出も増加している。
新規参入企業が増え競争が激しくなる一方で、海外からの入札に対応している企業は少なく、KOMEHYOオークションに「海外の企業から入札に参加したい」という要望が寄せられていたという。
こうした要望に対応するため、「WOVN.io」による自動翻訳を導入、海外からの入札を開始する。導入により、参加者増加や入札の活性化による流通拡大をめざす。
KOMEHYOオークションが「WOVN.io」を導入
北米でのリユース市場が拡大
北米の中古衣料品市場は、2025年には2021年の2.3倍に成長すると予測されている。
また、日本のリユース品のニーズが高まっている理由の1つは、海外において1980~1990年代のシャネルのバックを中心にヴィンテージ商品の人気が高いことだ。
その年代のブランド品の消費の中心が日本だったことから、ヴィンテージ品が多く眠っているといわれており、昨今の物価高の影響や相場高騰を聞きつけて、ヴィンテージ品の買い取りが増加している。
海外の入札を開始することで、日本のリユース市場に集まったヴィンテージ品が、北米を中心としたさらにモノの価値が高まる地域に配送できるようになる。
KOMEHYOオークションに出品されるブランドバックやブランド衣類のイメージ
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:KOMEHYOオークションがWebサイト多言語化ソリューション「WOVN.io」を導入
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.