あなたの店舗でもできる!ダンボールを活用したファンマーケティング施策とは? | ダンボールdeマーケティング! | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2022年12月12日(月) 09:00
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ネットショップとユーザーがリアルで初めて出会うのは、商品を受け取った時。その瞬間をダンボールを活用したファンマーケティングにつなげる方法をアースダンボール奥田氏が解説【1回目】

ネットショップと消費者の最初で最後のリアルな接点は、商品が届く瞬間です。その最初の出会いの瞬間は、実際は宅配伝票が貼られている発送用ダンボールを受け取った時。普通のダンボール箱はテープを剥がして開梱したら捨てられるだけですが、もし宝箱のようなデザインで届いたら消費者はどんな反応をするでしょうか。

商品を受け取った時の感動が、忘れられない購買体験につながる
アースダンボール デザインのあるダンボール宝箱のようなデザインの段ボール

商品を受け取るという大切な出会いの瞬間をもっと盛り上げることができたら、消費者にとってその購買体験は忘れられない喜びになるはずです。

ダンボールの印刷はこれまで、「2色まで」「フルカラーには最低ロット数千箱が必要」「初期費用が高額」といったケースがほとんどでした。そのため、フルカラーのダンボール箱はほとんどの人が見たことがなく、知らなかったのではないでしょうか。

ところが、技術革新によってダンボール印刷に新しい時代がやってきました。ダンボールにダイレクトに印刷する超高速インクジェット印刷機を使用するサービスが誕生。このサービスを使うことで、小ロットでも費用を抑えてさまざまな色のカラーダンボールを作れるようになりました。

アースダンボール 塗油高速インクジェット印刷機を使用したサービス「ミラプリ」アースダンボールが提供するサービス「ミラプリ」
ダンボール活用のコストと顧客満足度のバランスはどうする?

さまざまなダンボールを作れるようになったことで、「サイズは何種類にしたら良いのか」「サイズを増やす場合、コストと顧客満足度向上のバランスをどう取るのか」といった疑問が出てきます。

箱サイズの種類は扱う商品の大きさ、商品数によって適切な数量が変わります。小ロットで製作すると1箱あたりのコストが上昇しますが、たとえば単品通販系の場合、箱を商品ぴったりのサイズで製作すると、ダンボール置き場の縮小や送料を抑えることができます。このメリットを踏まえて割安になるロット数で製作すれば、顧客満足度とのバランスを取ることができるでしょう。

また、EC事業者の悩みの1つである送料の問題。取り扱う商品の大きさと同梱量を踏まえ、ダンボールの梱包サイズを配送キャリアの指定する宅配サイズに適した設計にすれば、送料を数百円下げることも可能です。配送キャリアが指定している大きさに合わせたダンボールを複数用意するだけで、「ワンランク下のサイズへの変更」「隙間に入れる緩衝材の削減」で送料コストダウンにつなげることができます。

デザイン化によるコスト増との兼ね合いは?

ダンボールのデザイン化によるコスト増と顧客満足度はどうバランスを取れば良いのでしょうか。それは、商品の付加価値の高さとブランディングの必要性によるでしょう。

箱のデザインや印刷によって高級感、限定品である価値観の演出ができるため、デザイン化は付加価値とのバランスを考慮すべきです

また、小ロットの場合は通常の段ボール印版(印版にインクを付着し段ボールに押し当てて転写する印刷方法)で作成するよりも、インクジェット印刷の方が初期費用がかからずめコストが安くなります。大量印刷には不向きですが、小ロット印刷には適しています。

『ネットショップ担当者フォーラム』で掲載されたダンボールを活用した上手な事例があります。猫グッズを販売する「be-glad store ネコ(ビーグラッドストア・ネコ)」さんです。「猫もダンボール箱は大好き」という点にフォーカスし、猫がダンボールを使って遊べるようにしています。

上部を切り取ると電車になるダンボール、猫用の顔出しパネルになるダンボール――。アイデア次第で「ただのダンボール」が付加価値を生み出すダンボールに生まれ変わります。

段ボール(小)
ダンボール
段ボール(小)
上部を切って窓をくり抜くと電車になります
段ボール(大)
猫用の顔出しパネルになるダンボール

このようにダンボールを工夫することで、トータルコストを下げつつ、消費者に対する感動提供レベルを引き上げ、ファン作り・ファンマーケティングにつなげることができるんです

アースダンボール 「ミラプリ」を活用して作成したダンボールの一例「ミラプリ」を活用して作成したダンボールの一例

大手通販サイトでは極限までダンボールを安く仕入れることに注力しているケースも多く、コストアップのリスクは取れませんし、お客さまもAmazonの箱にデザイン性などの期待感を抱いていることはないでしょう。

小ロットでこだわりの高付加価値商品を扱うお店こそ、こうしたダンボールを最大限活用し、商品やブランドの魅力を伝えられるのではないでしょうか。

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オリジナル記事:あなたの店舗でもできる!ダンボールを活用したファンマーケティング施策とは? | ダンボールdeマーケティング!
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